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絵をみてもらえる喜び 湾岸アートプロジェクト 東かがわ市 引田港

引田港の湾岸アートプロジェクト。
更に作品が増えたというので、
見に行ってみた。

自分に絵心がないので、
絵心がある人をめちゃくちゃ尊敬している。
私の絵の才能についてはこちらの記事でご確認ください。


しかし、絵心がない私にも誇れる思い出がある。
小学校の頃、夏休みの宿題で提出した
妹が電話をかける絵が、
NTTの主催する児童画コンクールで
特選をいただいたのだ。

なぜそのような奇跡が起こったかといえば、
近所の絵画教室に夏休みの間だけ
通っていたからだ。

先生の指示で
絵の背景はえのぐを画用紙に直接塗りたくって
余分なものを水で流すという手法。
独特な背景になった。

絵の輪郭を描く道具は、
なんと割り箸!
割り箸を鉛筆のように削り、
墨汁をつけながら描いていく。

髪の毛は、
わざとスカスカに描く。
その間を黒ではない色、
例えば藍色などで
一つづつ塗り分ける。

絵画教室の先生の指示に素直に従って
一生懸命描いたが、
いかんせん、絵心は変わらないので、
自分的には何の手応えもなかった。

夏休み明けの全校集会。
特選の絵の作者として、自分の名前が読み上げられて、
学校の掲示板に貼り出されてびっくりした。
でも、うれしかった。

岸壁に絵を描くのは困難を極める。
2回目のアートプロジェクトは、嵐の中開催。
大波が打ち寄せる中、作品を描いた。
そこまでして絵を描く原動力は、私も感じた、
絵をみんなに見てもらえるうれしさなのかもしれない。

東かがわ市の湾岸アートプロジェクトは
元々こちらの絵からはじまった。

海の精霊たち

東東京藝術大学とシカゴ美術館付属美術大学との共同プロジェクト。
海の生き物たちをテーマとした壁画が描かれる。
しかし、下地が不十分な為、2年余りで修復が必要となる。
修復も兼ねて延長して絵を描き、
風光明媚な東かがわ市をアートの町にしたいとの思いから
「東かがわ市湾岸アートプロジェクト」が立ち上がった。

コロナの影響で思うように進まなかったが、
たくさんの方々の努力で素晴らしい作品が生まれた。

瀬戸内国際芸術祭が5月18日まで開催中。
芸術祭と一緒にこの湾岸アートプロジェクトも
是非見に来てください。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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