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マドンナとの再会

#忘れられない恋物語

#マドンナとの再会

私は中学生の時に、同級生の一人の女性に”恋”をしました。
クラスは別でしたが、美人で勉強も運動も出来、何をやってもどんくさい私から見て、眩しいような才媛でした。
結局、中学生時代は一言も口をきくことも無く、卒業しました。

高校になって、彼女は女子高へ、私は男子校に進学しました。
共に電車通学で、その頃になるとお互いに会えば挨拶を交わすようになりました。その間、文通も始めました。
そして、受験を境に音信不通になってしまい、その後半世紀ほど、会うことも連絡することも出来ませんでした。

それがちょうど10年前に、一人の女性から家に電話が入りました。
その女性は、マドンナの幼馴染で、私の高校の後輩でもありました。
私はびっくりして、要件を聞くと、マドンナの消息を聞いてきました。
私はあわてて、この半世紀一度も連絡を取ったことも無いし、
連絡先も知らないと答えました。

すると後輩は、「原さんは同級生なので、同窓会名簿があるでしょう?」
と聞くではないですか? 私が調べてみると言って、電話を切りました。
そして同窓会名簿を見付け、マドンナの住所を後輩に連絡しました。
二人は同じ、横浜に住んでいて、すぐ連絡を取り合い、40年振りに会ったそうです。話が弾んで、「今度、原さんも入れて3人で逢いましょう!」となったと後輩に言われて、私もビックリしました。
”彼女に会えるんだ!”と私の胸はときめきました。

そして指定された、新横浜のプリンスホテル内の「木島」に出向きました。入口で、二人は待っていてくれ、私を見つけると、手を振ってくれました。
あ!彼女達だ! そばに行って”今日は、お久しいぶりいです”と挨拶を交わすと、マドンナがすかさず、”私太ったでしょう?”と聞くので、私は、”大丈夫ですよ、私は貴女が一番美しい時を知っていますから!”と答えると嬉しそうにしていました。

予約した部屋に入ると、和食の懐石料理が並んでいました。
私は持って来た2本のバラの花を、マドンナと後輩の女性に渡しました。
二人はチョットびっくりしていましたが、”ありがとう”と言って、本当に嬉しそうにしていました。 後輩は私にまでと・・・。
そして、目の前に夢にまで見たマドンナが、私にビールを注いでくれるではありませんか? 次に私が彼女等に注いで、カンパ~イ!
私は我が人生で、このような素敵なシチュエーションで、いままで飲んだことはありません。 「我が人生最良の美味しいビール」でした。

その後、3人で大いに語り、食事が終わっても話が尽きず、下のコーヒーショップに場所を移し、語り合いました。

プリンスホテルのコーヒーショップにて

全体像をご覧になりたい方は下記よりご覧下さい。
「片想いのマドンナとの再会」#初恋 (youtube.com
https://m.youtube.com/watch?v=Q3_rxirQtkg&t=48s

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