エピソード4,5,6の呪縛

スター・ウォーズほど、SFを扱うクリエイターに影響を与えた映画は無かった。
特にエピソード4〜6が与えた影響は計り知れず、その後のSF作品はスター・ウォーズと比較せざるを得ない状況となってしまった。

それはスター・ウォーズの続編にも言えることで、エピソード1〜3の時は往年の4〜6のファンからは否定的な感想が多く見受けられた。キャラクターが良くない、宇宙船のデザインが良くない、ストーリーがつまらない等々。

往年のファンの期待を超えるストーリー、デザイン、世界を創造するのは、ルーカス自身を持ってしても困難な問題の様に見えた。

その難問に取り組んだJ・J・エイブラムス。プレッシャーは想像を絶するものだったと思う。何故なら今回はエピソード1〜3からのファンも満足させなくてはならなかったのだから。その結果は皆さんご覧になった通りである。

正解も間違いもないスター・ウォーズの世界。宇宙の様に膨張するファンの期待に応えるには、ビッグバンの様なクリエイティブの大爆発が必要なのかもしれない。

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