人生観は変わるのか? インド、バンガロール滞在準備編 #1
2024年4月、仕事でインドのバンガロールへ行ってきた。
昔からインドに行った日本人の多くが、日本とは全く異なる文化や生活に触れて人生観が変わると言われていて遂にその真偽を確認出来るのかと僅かにだがワクワクしていた。
それと同時にインドでは空港や観光地での海外観光客への詐欺や強奪、危険なエリアでは性被害、狂犬病、下痢etc., と少し調べると僅かな異国への興味を簡単に上回る不安な情報が多数目に入り、行ってみたいと行きたくないが半日毎に入れ替わっていた。
しかし仕事なので出張を断るほどの理由があるはずもなく、せめて万全の準備をすることにした。
バンガロールとは
バンガロール(Bengaluru)はインドで3番目に大きな都市で、世界からIT企業などが多数集まりインドのシリコンバレーと呼ばれる最近急成長している都市らしい。
都市部はグローバル企業で働く人が住むため、綺麗で巨大な企業ビルやアパートが多数立ち並び、あるネット記事では「インドの中では治安は安定しており衛生面もかなり進んでいます。」と書いてあった。実際の滞在したときの記録で書くつもりだが、確かにバンガロールは一般的に海外(欧米とか)で行動する際と同程度気を付けていれば大きな問題はなさそうに感じた。(水と食べ物以外は)
インド入国のための準備
1.航空券の手配
日本とバンガロールの空路はトランジットありを含めると複数の路線がある様子。しかしトランジットは総移動時間が長く疲れる、荷物がなくなる(ロスバ)、前便が遅れると乗り継げなくなってドキドキするなどのリスクがあってあまり好きではないため、今回はJALの18:45成田発−バンガロール(Kempegowda Int. A.)の直行便にした。
直行便だと8.5時間ほどで着くためかなり楽だが、欠点は現地に着陸するのが00:45と深夜になることである。勝手知ったる国内なら深夜でも構わないのだが、初訪問で言語の壁もある海外での深夜到着は少し緊張が走るし、到着した日の朝から仕事なので今回は滞在するホテルから空港まで迎えに来てもらうことにした。
2.ビザの取得
インドに入国するにはビザの取得が必要。
日本国籍の場合、主な取得方法は大使館、ネットで申請(ETA)、現地について(空港かな?)取得するアライバルビザがある。大使館に申請に行くのは時間と手間で大変で、アライバルビザも現地で1〜2時間かかるし経験的にトラブル確率が高いと感じたのでETA一択。
インド滞在ビザは取得してから3ヶ月〜5年有効のものがあり申請費用は5年版で25USD。
ETAの申請方法はネットで検索すると日本語で説明しているブログがあり、操作は簡単なのだがとにかく手続きが面倒くさかった。自身の個人情報や滞在先情報、渡航目的等はよくあるのだが、その他に両親の氏名、国籍、本籍など聞かれるのだが、そんなのいきなり聞かれても直ぐにはわからんと少し焦った。(アライバルビザでも聞かれるのかな?現地で親の本籍聞かれてもテンパってしまいそう、、)
参考にしたブログ。この方のはわかりやすい!
様々なことを聞かれて入力が必要だったページは合計5ページ!いくつかの国でビザを申請したことがあったが歴代最多だった。そして何より困ったのがインド政府のビザ申請ページの動作がかなり重いことである。進むボタンを押して次のページが出るのに読み込みマークが何度回ったことか。インドはIT先進国と聞いていたのに、、笑
インド経験者の同僚に聞いてみたところ「インドは悠久の時が流れているからね、我々の時間軸で測っちゃダメよ」と言われた。なるほど、これがインドかとガンジス川の壮大な流れをイメージして納得することにした。みたことはないけど。
余談だが電子ビザ取得の際にはchromeよりもEdgeの方が動作が安定しているように感じた。ブラウザによってはページが崩れるなどの不具合もあるそうなので、いくつか試してみるといいかも。
そういえばビザの申請項目に「パキスタン国籍か?パキスタンからの渡航者か?」というのがあった。インドとパキスタンは歴史的に様々な衝突があったため、いまも複雑な関係らしい。また今回の会議は様々な国の人が参加するのだけど、中国とカナダの人たちはVisa issuesでオンラインだった。(多分どちらも申請すれば来れるけど、すごく手間が大変だから諦めたのかな。)中国とインドは国境紛争があるのは知っていたが、カナダとインドの関係も最近良く無いようでこれは意識していなかったので驚きだった。日本は平和な国と言われて普段の生活では国境問題とかは経験しないけど、外に出ると国と国の関係はかなりシビアなのを感じた。
3.ホテルの手配
インド滞在でホテル選びは重要な様子。経験者に聞くと、あまりに安いと治安や衛生面で公開することがあるらしい。
今回の目的は国際的な会議に出席することで、開催場所が市内のホテルだったのでそのまま同じホテルに宿泊することにした。
Sheraton Grand Bangalore Hotel at Brigade Gateway
宿泊費は1泊25,000円程。当然、会社の旅費支給額を遥かに上回るのだが連日会議で疲れた中、移動するのは大変なこと、仕事に加えて安全面等での緊張を緩和したいので、同行者と話し合い、はみ出た分は自腹で泊まることにした。
欧米からの出席者達は「このホテルはシェラトンなのに安くていいよね?HAHAHA!!」と満足気に言っていて、出張前に「まぁ、高いですけど仕方ないですよね…」と打ち合わせしていた我々日本勢はグヌヌ、、としか言えなかった。
まじで日本の賃金上がって、円安おさまってくれ。マジで!!(圧)
おわりに
とりあえず滞在準備について書いてみたら意外と色々あったので今回はここまで。
次回は渡航前のワクチンとか、日本から持って行った方が良いものとかについて書いてみようかな。
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