北欧ジャムセッションに思う~デンマークとスウェーデンでジャズを浴びる15
「デンマークとスウェーデンで北欧ジャズを全身で浴びる旅」をピアニストの視点からレポートする、第15回はジャムセッションの無料制について思うことです。
ライブはチャージがあるけど、ジャムセッションはチャージゼロのデンマークとスウェーデンのジャズクラブ。チップ箱もない。
「セッションは内容に責任が持てないから、お金は取れない」 という理由だとすると、ひとつ理にかなってるのではなかろうか。
これで成り立つには、セッションに数多くの一般のお客さんが訪れて、
お客さんも、演奏を気に入ったら長居してたくさんオーダーする習慣があること、
その中からホストバンドにしっかり払う余裕がお店にあること、
一般のお客さんが喜ぶ演奏ができるセッション参加者であること、
そういう参加者を広く惹きつけるホストバンドであること、という四者の好循環が必要なのだろう。
お店、ホストバンド、セッション参加者、そして観客の。
と思った、ストックホルムの雪の夜。。。
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