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できることから少しずつ

運営メンバーとして関わるDIVERSITY & INCLUSION 100人カイギは、来月のイベントで折り返し地点を迎える。もう1年経つのかと思うと本当にあっという間だ。毎回刺激をもらえるこのイベントで感じたことを、今回初めて文章に残してみようと思う。昔のも、今後少しずつ書けたらいいなぁ。

まずD&I 100人カイギとは、D&Iをテーマにゆるいつながりを作るコミュニティのことをいう。毎月ゲストを5名お招きし、お話を頂くトークイベントを開催している。ゲストが100名に達した時点で解散するのが特徴だ。
7月13日に開催された第9回目のイベント
・磯村歩さん(一般社団法人シブヤフォント/代表理事)
・甲斐さん(発達障害オンラインサロン/発達凸凹サロンオーナー)
・松本典之さん(暮らしのものさし/リフォームアドバイザー)
・佐々木将人さん(KAIGO LEADERS/コミュニティマネージャー)
・安田瑞希さん(株式会社ウィルド・アンド・カンパニー/代表取締役)
の5名にご登壇頂いた。

今回のお話の中で、安田さんが話されていた在日外国人の困りごとについてのお話が印象的だった。今の日本では労働人口の減少という問題の観点から、外国人労働者の存在は必要不可欠となっていて、その人数も上昇している。だからこそ異文化の方々とコラボレーションしていくことを求められている一方で、外国人の方のQOLは高くないという。90%の在日外国人が何かしらの困りごとを抱えていて、その第1位として仕事や住まいのことが挙げられるのだが、同率で日本人の壁が高いと感じるということがあるそうだ。日本人の信頼できる友人が欲しいけれどなかなかできない、という声が多くある。わたしにとってそのことがかなり衝撃だった。

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それは、言われてみれば確かに、壁が高いのは分かる気がするしだから友人はできにくいのかも、とは思うがそういったことを考えたことが全くなかったからだ。わたしの中で身近で思い浮かぶ在日外国人といえば、アジア系の、コンビニの店員さんと最寄り駅付近にいる大勢の人々だった。コンビニの店員さんはほんの少しやり取りがあるだけで、それ以上でもそれ以下でもない関わりだ。最寄り駅付近の方々は自転車を二人乗りしていたり堂々とカップルがいちゃいちゃしたりしている光景をよくみていて、正直わたしにとってそんなに印象が良いものではなかった。その一部分しか見ていなくて、見ようともしていなくて、自分の考えは狭まっていたのだ。
でも今回このお話を聞けたことで、そんな風に思っている方がたくさんいるのか、という在日外国人の方の思いに触れることができた。それが自分の中でなんだか嬉しくて、友人になってみたいという思いがその瞬間にこみあげた。

もし自分が日本以外の国で暮らすとなった時、現地の方と友人になりたいと強く思うだろうと思う。そんな中、話しかけようにも話しかけにくくて知り合いもできないとなると結構しんどいとも思う。そういった視点に立ってみると、いかに壁の高さが在日外国人の生きにくさを生み出しているかが伝わってくる。「アメリカは見知らぬ人でもHiなどと話しかけてくれて心の壁がない」というのを今回の話を含め色んなところで聞く。とても素敵な文化だけど、わたしには到底真似できそうにはない。でも、少しでも壁を低くするために、コンビニの店員さんに対応してもらう時はニコニコしていたいし、知り合える環境に行ってもっと話をしてみようと思う。できることから少しずつ始めてみたい。

おまけ
8月10日(火)に「DIVERSITY & INCLUSION 100人カイギ #10 」を開催します!ぜひこちらからお申し込みください~^^

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