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一緒にできるようにする

最近は外が暑くて暑くて、日傘とハンディファンが手放せず、夏だなぁと感じさせられます(でも日焼け止めは忘れがち笑)。外出が億劫になりながらも、負けずに過ごしたいです。今回はそんなわたしが7月18日にお手伝いをさせてもらった場で感じたことを書こうと思います。

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7月18日の9時半ごろ、最寄り駅から15分ほど歩いて訪ねたのはハッピーサッカー教室というところ。この教室は一般社団法人S.C.P.Japanが主催しているもので、月に一度、室内コートで開催されている場だ。

障害の有無、性別、経済レベル、人種等に関係なく誰でも参加できる運動遊び(サッカーなど)を行いながら「リスペクト」「チームワーク」「チャレンジ」の3つのキーワードを学んでいく。そして、誰もがハッピーにプレーするためにはどうしたらよいのか考える機会となることで、自他ともに尊重する心と他者と共に生きる力を育む。(引用:一般社団法人S.C.P.Japan)

その日は4歳以上の未就学児と小学生合わせて、大体20名ほどが参加していた。そこで設けられていたルールはチームワークみんなできめるということ。1時間のプログラムで3つのゲームを行った。1つ目はマーカーをひっくり返すゲーム。2つ目はフラフープを使ったリレー。そして最後に、ゴール後にチーム全員でポーズを決めると点が取れるサッカーをした。

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リレーから未就学児と小学生で分かれ、わたしは未就学児グループのアシスタントを行った。最後のサッカーでの試合中、ひとりの女の子(以下:Aちゃん)が足をケガしてしまった。痛がっていたため同じチームの男の子がゴールを決めた時にAちゃんはポーズを取ることができずにいた。ちなみにポーズはその場でジャンプするというもの。
敵チームも含めみんなが集まると、担当の方が「Aちゃんは足が痛くてポーズできないって!チームのみんな、どうする!?」と問いかけた。するとある女の子(以下:Bちゃん)は「わたしが持ち上げて一緒に飛ぶ!」と声を挙げた。そして実際に、BちゃんはAちゃんを持ち上げて一緒にジャンプをして見事1点を獲得した。ちなみに、そのあとAちゃんは無事に試合も続けられていたからひとまず良かった。

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わたしはそのやりとりが素敵!と思った。持ち上げるという発想がなかったからだと思う。もしわたしがBちゃんだったらきっと、「Aちゃんの分までわたしが飛ぶ!」とか言いそうだなって。それは足が痛いAちゃんは休んだほうがいいだろうな、と思うだろうから。でもそれだとAちゃんも仲間なのに、その場で置き去りにされてしまう。
その一方BちゃんのアイデアはAちゃんには負担がかからないように、でも置き去りにせず一緒にできるものだった。わたしがAちゃんだったら、Bちゃんのしてくれたことはとても嬉しいなって思う。
できないことを誰かがその人の分までやる、という役割分担みたいな部分もチームワークでは大事なことだと思うけど、一緒にできるような働きかけをする、ということもとても大切だなと気づかせてくれた。

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