本は読むより作る方が楽しい。 インディーズ出版からメジャー出版の経験全て。 #勝てるデザイン
株式会社NASUで、広報やコミュニティ事業を担当している浜田綾です。
告知からでごめんなさい。今日青山ブックセンター本店にて、こちらのイベントが開催されます。私も登壇します。来て欲しいです!お申し込みはこちらから。
今回のイベントでなんの話をするかというと、ズバリ「出版」です。
『勝てるデザイン』に至るまで
今回は、弊社代表の前田高志さん著書『勝てるデザイン』の刊行記念イベントですが、ここに至るまでは、3年間インディーズ出版を積み重ねて来ました。前田さんの場合「いつかはメジャー出版を目指して」という感じではなく、コミュニティでのインディーズ出版もコミュニティの活動の中で必要だと感じたからそういう流れになったんだと思います。ただ、結果的に前田デザイン室単独で5冊。他のコミュニティとのデザイン協力も含めたらなんと7冊もこの3年間で本を出していました。
おそらく、前田さん的には2019年に前田デザイン室で作った書籍『NASU本 前田高志のデザイン』で一度やり切ったと思うんです。この本は前田さんのポートフォリオと文章パートがあって、2019年時点では前田さんの集大成でしたから。また、NASU本は本の形や印刷にもこだわった本でしたから、5800円もする本なのに飛ぶように売れましたし、デザイン雑誌にもおすすめしていただき高い評価を得ました。だからこそ、「絶対に次は商業(メジャー)出版」という感じではなかったと記憶してます。ではなぜ『勝てるデザイン』を出版することになったのか? その軌跡について聞きたいなと思います。
眠れる雑誌『マエボン2』
そして今回は、もう一つの本の刊行記念イベントでもあります。それは『マエボン2』です。マエボン2とは、前田デザイン室メンバーで作った雑誌。昨年の2020年の1月〜3月にかけて本作りをして、4月に発売開始となりました。本来なら、そのタイミングで刊行記念イベントもしたかったですし、イベントなどプロモーションもしたかった。ただ、ちょうどコロナウィルスが蔓延していて、それどころではありませんでしたから。『マエボン2』は、眠れる雑誌なんです。
眠れる雑誌で、あまり知られてないと思いますから説明しますと、マエボン2は、コミュニティで作った雑誌なんですが、読み物としても企画としても優れています。作り手の自分たちで言うのもなんですが、実際そうなんで仕方がない。
巻頭特集は、売れっ子作家の岸田奈美さんの旅ロケです。
そして次は、『水曜どうでしょう』藤村D、嬉野Dへの取材もあります。
普通に雑誌として面白いです。もちろん前田デザイン室ならではの、おふざけも。
ここで経験した本作りのノウハウを包み隠さず、もんざえもん編集長に語っていただきます。
そうそう、青山ブックセンターで『マエボン2』を購入すると、岸田奈美さんのコメントペーパーがもらえるんですよ。
3年前からフルリモートで本作り
今日話をしたいことの一つ。私たち前田デザイン室は、3年前『マエボン』を作ったときから、フルリモートで本を作りました。今でこそ世の中の仕組みが変わったから、リモートで作業をすることが増えました。会えば一瞬で解決することなのに、そうじゃない環境下で何かをすることのもどかしさは多くの方が感じていることじゃないでしょうか?
私たちのコミュニティは、全国各地にメンバーがいますし、繋がる手段はオンラインのみ。もちろんそれだって例えば東京にいるメンバー中心に会って作れば早いんですよ。でもそれじゃあ面白くない。
「早く行きたければ一人で進め、遠くまで行きたければ皆で進め」ということわざがあるように、私たちは皆で進む道を選んできました。その結果がインディーズ出版でありながら、本屋さんでお取り扱いいただいたり、それなりに反響が得られた、遠くまでいけたのだと思っています。
本は作る方が楽しい
私は『マエボン』、『NASU本』で編集長を、『マエボン2』で副編集長として本作りにコミットしました。その結果、前田さんの本『勝てるデザイン』でも編集アシスタントとして、取材や執筆に関わりました。
『マエボン』を作ったことで、大袈裟に言えば私の人生は変わりました。なぜなら「本は読むのも楽しいけど、作る方がもっと楽しい」という真理に気づいてしまったからです。最近気づいた私のモットーは「見る阿呆より踊る阿呆」。つまり、見ているだけよりも当事者になった方が絶対楽しい。
もちろん本作りは過酷です。特にコミュニティでの出版は、仕事ではありません。本業の傍らでの活動ですから、ふらふらでした(笑)。でも楽しいんですよ。それに本を本気で作ると、すごい早さで成長できます。そんな私の経験やコミュニティ出版のノウハウもお話できればと考えています。
さぁ、あなたも本を作ってみませんか?
私たち前田デザイン室では、また本を作る準備をしています。またご自身で本を作りたいと思っている人には、ぴったりの内容です。
今夜19時。青山ブックセンターでお会いできることを楽しみにしています。
イベントのチケットはこちらからどうぞ。
そうだ、この巨大ポスターの展示も今日が最後ですよ〜〜。
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