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本の力を信じてみたい。

我が家の長男10歳、次男6歳。隙あらばyoutubeかゲーム三昧です。習い事や宿題など個人のタスクをきちんと終えていれば〜の条件付きではあるけど、我が家はその辺ゆるい方。こんな調子で、夏休みは絶えずゲームか動画の音が流れていて、私は発狂しそうでした。私個人はあんまりテレビを見ません。もちろんドラマや映画は好きです。ただ、目的を持って視聴して、それが終わったらさっと消す感じ。静かに一人でゆっくりと流れる時間が、ある程度は必要なんです。一人暮らしをしている人で「寂しいからテレビをつけたまま寝る」という話を聞いたことがありますが、私とは対極だなと感じる。

話がそれました。そうそう、とにかくうちの子たちはゲームとyoutubeに夢中で、絶えず見ているんですよ。「本を読めばいいのに〜」と思うけど、それって親や学校が言ってもあんまり意味がなくて。強制された読書って、絶対読まないですよね。自分が面白いと思うから読むわけで。私はそこまで多読ではないけれど、本を愛する人として、子どもたちが楽しいと感じる本に出会えるといいなと日頃から思っています。

というわけで、気まぐれで時々息子たちと長い本を数日間に分けて一緒に読むようにしています。ここで大切にしているのが「私も楽しい」と感じること。こう言っては申し訳ないのだけど、子どもに読ませるための子どもの本、特に道徳的なものを推してくる本は、私が読んでいて面白くない。だから私が読みたくて(読んだことがあるけど、もう一度読みたいのも含む)、子どもも理解できそうなものが選書の基準です。以前は『銀河鉄道の夜』その前は『君たちはどう生きるか』を読みました。私と一緒に読んだ本なら、多少難しくてもしっかりと理解して覚えているようです。

最近はこれ。ミヒャエル・エンデの『モモ』。

文字が多い本だと、読んでも最初はそわそわしてあまり聞いてくれません。日頃、動画とか短くて刺激の強いものに慣れているからかもしれない。それでもゆっくり読み進め、難しそうな単語が出てきたら問いかけて意味を考えたり説明します。そんな感じで続けていると、途中から物語に入り込んでいるなと感じる瞬間があります。ここまでくれば、文字ばかりの本でも数ページ集中して聞いてくれているようです。

あまり日頃本を読まないうちの子たちのような子にこそ、好きな本に出会うための手伝いをしたい。ゲームや動画もいいけど、本の力を信じてみたい。圧倒的にレベルは違えど、文字で人に伝える仕事そしている私だからこその挑戦です。モモが、この先息子たちの心にどういう影響を与えるのか?気づきがあれば、またnoteに書いてみます。

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