【書評】齋藤 孝 頭のよさは国語力で決まる (だいわ文庫)

頭のよさは国語力で決まる (だいわ文庫) | 齋藤 孝 |本 | 通販 | Amazon


 

内容

国語力は様々な能力に繋がる


 


身を話す、距離感を置けるので、書き言葉を使いこなせると、客観的にとらえる視点をもちやすくなる。


4000字程度の文章は勢いだけは書けない。まず自分の中にある書くための材料と関連事項をメモする。一本のストーリーと、その中で構成される項目三つほどで完成させる。


政治が分からぬ、は権力的なもの全般を指している。多数の意味を含意させるのが文豪の業。


ものに託して歌を歌うのは万葉集以来の伝統。


A4一枚の紙に、箇条書きで3~4個のメモをまとめて相手側の上司に見せる。


問をなげかけられることでなんとなく心を開いてしまう。


一つの大きなテーマを設定し、それを三つの小テーマに分解する。


反応の鈍い人は駄目。学習もしづらい。


コメント(感想を言う)することが一つの責任。


相手のコンプレックスに会ったらそれに従う。反論しようとせずよりそい方向を変える。


決めつけはNG。ある部分を拡大し、また別の部分を拡大しそれに反対、あるいは賛成の議論をしようとすれば、という風に論を進め、その中で自分はどのような道を取るか。単なる好き嫌いで結論しない。


自己否定を回避しようとすると、自分を試される場に身を置かなくなり勝手に決める人になる。


自分の価値判断とは別に論理構成して主張する習慣を身に着けることは、決して好ましいことではない。何を大事に思い大切にするかがまず先にある。


ちょっと軽い負荷をかけてそれを乗り越えたときに褒める・


アイデンティティとは、正しい問いとは、「本当の自分を探したい」ではなく「自分と本質的に何かを共有する他者はどこだろう」だ。


調べればわかるという人ほど調べない。


 

感想

斉藤孝さんの本としては真新しい内容は無かった。


自分の価値判断とは別に論理構成して主張する習慣を身に着けることは、決して好ましいことではない。という部分が一番共感を覚えた。


 

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