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Fラン大卒陰キャな僕が有名外資系企業でトップセールスになった話その16:自分の中の基準を

営業を始めてから初めて戦略的に成果を出す事ができた。

自信を持ち始めた時期で、これを他でも繰り返してより強固なものにしたいと考えていた。
会社側からも最初から手一杯になるような担当の持たせ方はさせられなかった。

それが功を奏し、集中して訪問ができたことによって数字は一気に伸びました。

Fラン大卒陰キャな僕が有名外資系企業でトップセールスになった話その16:自分の中の基準を

一番の大口の顧客からシェアをかなり獲得する事ができたおかげで順調に成績は伸びた。

自身の成績は目標金額の倍程度の売上を達成する事ができ、かなりコツも掴む事ができてきているのを実感していた。

他の顧客に対しても同様に動く事で、順調に他社製品から切り替えに成功していったのだ。

理不尽な制限

しかし、そんな成績好調の時でも、とてもキツかった事があり、何かと言うと他の先輩方のヘルプフォローに使われた事であった。

人手が足りていないところへの製品紹介のフォロー、メンターの先輩との同行。

組織への貢献をとやたらと言われたが、正直貢献していたのは私だけだったのではないかと思える程、ボロ雑巾のように使われていた。完全な使いパシリ状態。

信じられないかもしれませんが、当時自分の成績に関わる取引先には週に多くて2日と活動を制限され、その他は先輩の手伝いに回されたのであった。

全然納得はできていなかったのですが、言われた通りにこなしていました(これ今やったら完全にパワハラですよね…)。

おそらくですが、上司、先輩は私がもう少し苦戦するであろうと見込んでいたんだと思っています。
しかし、思いの外進捗は落ち込む事はなく、むしろ前任よりも大きく伸ばしていた

意味がない事を意味のある事にする

人の仕事を見学していることが多く、手伝いがメイン。
そこで製品が売れても自分の成績にはならない。

こんなの意味があるのかと悩みましたが、自分の中で前向きに捉えて、この経験も今後に活かそうと考えるようになっていた。

自分の売上にならない事はマイナスだが、てことは多少無理をしても自分には危害がない。よし、自分が試したいと思った事を今度のヘルプの時に取り組んでみよう!

任せてきた側にも責任があると思ったので、ミスしたら自分の時にはそれをしなければいいし、色々とお試しさせてもらおうと取り組む事にした。

売上は積み上がらないが、経験だけでも積み上げてやろうと考えて動いたのだ。

結果としては、トライしたら、うまくいく事の方が多かったので、自分の中の引き出しが増えていった。また、製品について先輩方に聞いても、すっきりとした答えが返ってこなかった事に対して、自分で確認する事もできたので、これで知識も実戦も先輩に並んできたと思えたのは大きかった。

おかげで自信はどんどんついてきていた。

人事査定で衝撃を受ける

そんな感じで組織に貢献していたにも関わらず、自分の担当しているところで売れていることに関しては、「お前の取り組みではない、製品が良過ぎるんだ」という評価。なんだこれって感じでした。

自分の担当先での活動が制限され、活動量もさほど多くはなかったが、年間数字は達成することができ、両方でうまくやる事ができていたと実感しました。

当時のマネージャーから人事考課についての面談をした際に衝撃のコメントをもらったのです。

「今年は数字達成できたけど、評価は5段階で下から2番目だ。」

は?私は言葉に唖然としてしまいました。なんで?数字達成しているのに評価が低いんだ?意味がわからない。しかも、みんなの手伝いまでしながら達成してんのに。

結局、その上司の更に上の部長が目標達成している人にそんな低い評価は出せないということで、実際には評価は上がったのですが、直属の上司に対しては完全に不信感しかありませんでした(ちなみにこの直属の上司は後々解雇と同義の自主退社となった)。

そんな直属の上司からは「今期は目標もかなり低かったから、来期は担当も増やすから。」とのこと。

望むところとしか思っていなかった。

色々と考えた年末

初の年間を通じた活動が終了し、私は色々と考えていた。

これまでの活動について、成長はしっかりと実感していた。
本当この一年間の伸びが人生で一番大きかった気がしている。
何せ今に至るまで何も困らない考え方を身につける事ができたからである。

なので、会社の人からは評価の件は色々と言われるが、気にせずにいようと。

この会社にしがみつくこともないと思っていたので、必要な経験と学ぶべきことは学んで、経験値を増やそうとしか、考えていなかった。

現場では結果が出ている。
自分が思うように販売ができるというのは、確実に自信に繋がっていた。

体を休めて来年再度トライだと準備していた。

またも理不尽な引き継ぎ

そんな色々と考えた年末年始が明けて、年明けに追加担当先に関しての引き継ぎ業務が始まった。

目標金額も上がった。そして引継先は不平等でしかなかった。

当たり前ですが、みんな売れていないところを軒並み手放す。こんなところ引き継いでもどうやって実績を出せばいいのか。

この人達あからさまと思いましたが、とりあえずスタートすることになるのです。

環境に合う合わないは必ずある

この時、思ったのは人間関係においては合う合わないってのはどこかで必ずある。

別に仲良くする必要はない。

多少の我慢などでうまくやり過ごすこともできるかと思う。

大切なのは、

他人に何を言われても自分がその環境で何を成し遂げたいか。

数字での目標達成も大事だが、経験したいことができたか。

経験したいことが成功したか、失敗したか。

失敗していた場合には、次は成功につなげることができるか。

経験できなくても人のやっていることを見て、自分もできると思えたか。

次にそれを自分でもやろうと思えたか。


このあたりに重点を置いてみて、自分が満足できればいいと思います。

私はいつも転職する時は、この考えを軸にしている。

自分の中での物差し(基準)で判断すれば良いのだ。

当たり前だが、自分勝手で周囲の人間を考える必要がないという事ではもちろんない。他人との協調性はある程度必要ではある。
しかし、それでも人が気に入らなければ次の会社に行けばいい。

転職できる力は、今いる環境が苦痛であれば、それから逃げる事もできるようになり、精神的な苦痛からも守ってくれる。

また、個人的にはもっと転職が当たり前になる事で、パワハラすら減らす事ができるのではないかと考えている。

転職が当たり前の世の中にもっとなる事で、この上司うぜーから会社辞めますという事も出てくる。
そうすると企業としては、優秀なだけで出世させるという事もリスクであると考え、本当の意味で人望のある人間を出世させるのではないか。
退職者多数の職場では崩壊しますからね。

なので、自分の基準を持ち、いつどうなっても他で働けるスキル、実力を磨く事が今後はもっと大切になってくるのです。

サポートよろしくお願いいたします。今後も転職や営業関連の発信をしてお役に立てれば幸いと思っております。