昔の医者は『黒衣』だった?

こんにちは。

鍼灸師の原野雄矢です。


今回は医療従事者が身にまとう『白衣』の歴史についてご紹介致します。


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・白衣の歴史


一番古く白衣が確認されているのは紀元前であり、インドの医者らしき人物が白衣を着ていたことが分かっています。


白衣が紀元前から存在していることを考えると歴史は相当古いですよね。(笑)



19世紀になると西洋医学が発展しました。


19世紀の西洋の医師は黒いコートを着用していました。

西洋医学では宗教的な信仰が強く、医療の現場は神聖な場所だと考えられていました。



当時、黒色は礼服の色であり神聖な場所にふさわしいと考えられ黒色のコートを用いらていたと考えられています。


礼服
冠婚葬祭その他、儀式のときに着る衣服。



19世紀半ば頃になると『医療は科学』だと考えられ、公衆衛生の概念が浸透し始めました。


公衆衛生の概念が大きく影響し、西洋の医者たちは黒いコートを脱ぎ白衣を着用し始めたと言います。


そこから、医療従事者は白衣を着用することは多くなり、現在では白色だけでなく様々な色の白衣が存在します。



・なぜ白色なのか?


では、白衣はなぜ白色なのでしょうか?


白色には様々なイメージあります。


白色のイメージ
・信頼感
・清潔感
・明るさ、広がり
・冷たさ
・威厳


特に白色は清潔感が強いイメージです。

なので、白色の与えるイメージと白衣は繋がりが強いのです。


私の感想


いかがでしたでしょうか?


私は白衣が白色な理由はすごい合理的だと感じました。


人間はメラビアンの法則に従って相手の印象を形成すると言われています。


情報を得るところ 情報が与える影響
言語情報(Verbal) 7%
聴覚情報(Vocal) 38%
視覚情報(Visual) 55%



メラビアンの法則では人間が形成する印象のおよそ半分は視覚情報から影響を受けます。



ですので、医者=清潔という印象を与えるには白色の服を着るという行為は非常に合意的だと考えました。



世の中に存在するものには様々な意味があります。


この意味を考えながら生きると面白いかもしれませんね。




<参考文献>

① https://www.l-m.co.jp/blog/?p=600

② https://www.kaonavi.jp/dictionary/melabians-law/







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