虹の滝と修験道
天候に恵まれた先週末は、滝ガールの友人が移住した山梨県北杜市へ。共通の友人(三輪そうめんさんと、夢くらげさん)を誘い、新居祝いも兼ねて都内から久々のドライブです。
滝ガールのホーム滝である、2つの滝につれていってもらいました。
一つ目は「千ヶ滝(せんがたき)」。虹がかかる滝として有名だそうで、間近でチャクラカラーのレインボーを見ることができました。水量があり、力強さを感じます。
ここは昔から修験道の修行の場でもあったようで、我々メンバーは、梵字が書かれた石碑に釘付け!
二つ目は、「吐竜(どりゅう)の滝」です。
ここの滝の水は川の流れからくる水ではなく、山から湧き出す伏流水とのこと。苔の造形も美しく、まるで日本庭園のようでした。千ヶ滝の力強さとははまた違う滝で、龍が息を優しく吐くような、そんな癒やし効果の高い滝でした。(次回訪れるときは、滝の水を飲んでみたい!)
この二つの滝は、人によっても好みがそれぞれで、今の心の状態によっても好みが分かれるようです。私は迷わず「千ヶ滝」でした! 繊細な虹の神秘さと、修験者の信仰の場である力強さがいいですね。
国土の8割は山という日本には、あらゆる宗教の原点として山岳信仰があります。修験道というと、大峯修験道(熊野と吉野)や羽黒修験道などが知られますが、こういった修行の場は全国各地に存在します。
今夏に同じメンバーで行った、茨城県と栃木県の県境にある鷲子山(とりのこやま)も、修験道の聖地だったようです。
修験道には、修行のひとつとして滝行が存在しますので、滝がある場所には、修験道の形跡が残っていることが少なくありません。
私たちの先祖が連綿と信仰してきた山。次回は鷲子山について書きたいと思います。
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