原健太/AA Health Dynamics株式会社

AA Health Dynamics株式会社←AfricaScan GM ← 東京農大…

原健太/AA Health Dynamics株式会社

AA Health Dynamics株式会社←AfricaScan GM ← 東京農大博士後期課程 ← R大学URA ← JICA協力隊 ← 東京農大助手 日本とケニアでヘルスケアマーケティングの事業開発をしています。

マガジン

  • アフリカ ブルーオーシャン戦略

    • 4本

    AA Health Dynamics株式会社の会社紹介

最近の記事

【サービス事例紹介】アフリカヘルスケア新規事業開発コンサルテーション

弊社は、邦人企業様に向けてアフリカヘルスケア新規事業開発コンサルテーション事業を行なっております。先般は、鳥取県の地域密着型薬局として活動する徳吉薬局様のケニア進出を支援すべく、現地視察等をサポートいたしました。本記事では、徳吉薬局様へのインタビューを交え、その仔細をご紹介します。 事例紹介 概要「クライアント企業 徳吉薬局様のご紹介」 徳吉薬局は鳥取県東部に10店舗を構える地域密着型の薬局で、親身なカウンセリングによる医薬品提供のほか、輸液製剤の配送や病児保育室の運営な

    • アフリカの子供たちの予防接種事情、健康保護活動に迫る

      2020年にアフリカ地域認定委員会が、野生株のポリオがアフリカで根絶されたことを発表した。ポリオとは主に子どもが罹患するウイルス性の感染症で治療法はなく、予防接種がほぼ唯一の対策となる。日本をはじめとする先進国では予防接種のおかげで目にすることがなくなった病気だが、アフリカでは僅か数年前まで、ポリオに苦しむ子供たちが毎年数千人存在していたのである。このように、世界には予防接種で防ぐことができる病気に苦しみ、命を落とす子どもがいまだに多い。その傾向は、一般的に貧しいといわれる国

      • 【2024】アフリカ医療の地域格差と改善策を徹底解説!

        アフリカ大陸には54の国と地域があり、2054年には22億人まで人口が増加すると予想されています。「最後のフロンティア」として今後ビジネスを展開するうえでも、特に注目を集めている地域です。 一方で、医療格差に関する課題は多く残っており、一刻も早い改善が求められ続けています。日本という恵まれた国に生まれた人間として、ビジネスを通してアフリカをサポートしたいと考える方もいるでしょう。 今回は、アフリカの医療格差と改善策について解説します。最後まで読めば、アフリカの医療格差に関する

        • アフリカの妊産婦死亡率削減に向けた医療支援の重要性に迫る!

          アフリカでは、妊産婦死亡率が依然として高い水準にあり、多くの命が救える可能性があるにもかかわらず失われています。日本とは一見全く関係のないことのように思えますが、日本の医療は世界でもトップクラスであり、アフリカ全土での妊産婦死亡率の削減に向けた支援は、より健康で持続可能な未来(SDGs ※1 の描く理想的な未来)を築くための重要な一歩です。ここでは、現在のアフリカ諸国の妊婦さんの現状やその背景、そして支援の必要性や将来の展望ついてお伝えしていきます。 はじめにここでは、現在

        【サービス事例紹介】アフリカヘルスケア新規事業開発コンサルテーション

        マガジン

        • アフリカ ブルーオーシャン戦略
          4本

        記事

          ポストコロナにおけるアフリカの感染症動向の変容

          COVID-19は、アフリカにおける感染症の状況に大きな影響を与え、アフリカ大陸全体の公衆衛生における課題と進歩の両方を明らかにしました。ここでは、現在(2024年時点)の感染症の現状や対応、ポストコロナにおける課題についてお伝えしていきます。 ポストコロナの他の感染症の現状COVID-19以前もアフリカ諸国では、さまざまな感染症に悩まされていました。ここでは、COVID-19後はそれらの感染症がどのような変容を経ているのかその現状をお伝えします。 新たな感染症のパンデミ

          ポストコロナにおけるアフリカの感染症動向の変容

          AA Health Dynamicsを立ち上げアフリカのヘルスケアに取り組むまでの軌跡

          日本人のアフリカでの活動といえば、ボランティアを想起する人が多いだろう。しかし対価のない協力はお金が尽きれば絶える。真にアフリカを含めた開発途上国のためを思うならサステナビリティ(持続可能性)のある開発をすべきだ。 日本人のアフリカでの活動といえば、ボランティアを想起する人が多いだろう。しかし対価のない協力はお金が尽きれば絶える。真にアフリカを含めた開発途上国のためを思うならサステナビリティ(持続可能性)のある開発をすべきだ。AA Health DynamicsのCEO・原

          AA Health Dynamicsを立ち上げアフリカのヘルスケアに取り組むまでの軌跡

          新しい市場はアフリカにある。AA Health Dynamicsを通じてアフリカのメディカルKOLにヒアリングしませんか?

          延べ1万人以上の医師にウェビナー・トレーニングを実施した経験から、アフリカの富裕層市場こそ日本企業の活路であるという。アフリカ向けに製品・サービスを販売するとしたら、最初の一歩はどうするべきか、具体的に話を聞いた。 日本の内需が頭打ちになる昨今。製品・サービスの販売網を海外に広げ新規開拓しようとする企業も多いはず。ケニアでヘルスケア・マーケティングに取り組むAA Health Dynamicsの代表・原健太(はら・けんた)氏は、延べ1万人以上の医師にウェビナー・トレーニング

          新しい市場はアフリカにある。AA Health Dynamicsを通じてアフリカのメディカルKOLにヒアリングしませんか?

          日本企業にとって、アフリカは「チャンス」しかない。必要なのは社会貢献ではなく、「マーケティング」

          日本企業はアフリカの市場を小さいと思っている。今まで新興国だと思っていた国が虎視眈々とアフリカ市場を狙っている。課題起点のアフリカスタートアップから日本企業がリバースイノベーションとして学べることも多い。日本企業のネクストアクションは、アフリカ市場の解像度を上げるためのリアルインサイトを得ることだ。 アフリカはもはや支援する対象ではない。日本企業が製品・サービスを売り込むブルーオーシャン市場だ。むしろ日本企業がアフリカからリバースイノベーションとして学べることも多い。日本企

          日本企業にとって、アフリカは「チャンス」しかない。必要なのは社会貢献ではなく、「マーケティング」

          「アクティブラーニング×社会課題」を通じて得られた3つの考え方

          AA Health Dynamics株式会社が提供するアクティブラーニング手法を用いてアフリカに関する諸課題の発見から仮説の設定・検証、そして解決にむけた考え方を学び、フィールドで実践できる力を身に付けていくことです。この記事では、「アクティブラーニング×社会課題」を通じて得られた3つの考え方について解説していきます。 失敗が怖くてチャレンジできない。 でも新しいことに挑戦してみたい。 そんな人は意外と多いのではないでしょうか? 私もその一人でした。 そんな私はタンザニア

          「アクティブラーニング×社会課題」を通じて得られた3つの考え方

          アフリカで展開する医療トレーニングサービス「MedicScan」 はどんなサービスを提供しているのか?

          私たちが2020年から行っている医療教育事業「MedicScan」について説明していいきたいと思います。MedicScanはアフリカの医療従事者への医療教育/情報を提供するプラットフォームとしてケニアを中心にサービスを展開しています。 弊社は、2020年のコロナ渦になる直前に、医療教育事業に大きく舵を切りました。2020年から2022年の間は医療ウェビナーを中心に、現地の医師ととも医療知識の改善を進めてきました。 本日は、私たちが2020年から行っている医療教育事業「Me

          アフリカで展開する医療トレーニングサービス「MedicScan」 はどんなサービスを提供しているのか?

          アフリカ医療の問題点と日本の製薬会社ができること

          アフリカと聞くと「井戸から水を汲み、食べ物の配給される列に並んでいる人々」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。現代のアフリカの国々は世界中から資金援助や技術支援を受け、近代国家に生まれ変わっています。しかし、医療に関しては未だに問題点も多く、日本の製薬会社の企業進出が必要です。ここでは、アフリカ医療の現状や日本の製薬企業ができることについてご紹介したいと思います。 アフリカの医療の現状アフリカは都市開発が進み、ケニアやナイジェリアなどは新たなマーケテイングのターゲッ

          アフリカ医療の問題点と日本の製薬会社ができること

          アフリカで日本人が起業する際に注意すべき点|事例とともにご紹介

          近年、爆発的な人口の増加に伴い成長を続けているのがアフリカです。2050年には全世界人口のおよそ4分の1を占める割合になると予想され、アフリカ全土の経済規模は2025年までにおよそ4.5兆円になるといわれています。2020年時点で国内からアフリカ市場に参入している企業数が900拠点にまで昇るなど、日本企業も多く進出しています。しかし、世界的に見るとアフリカへの進出は同じアジアであっても中国の企業数が圧倒的に多く、国内企業が地理的、心理的にアフリカ市場を遠い存在と認知している感

          アフリカで日本人が起業する際に注意すべき点|事例とともにご紹介

          日本企業の医療支援がもたらす、アフリカの病院事情の変化

          アフリカには医療従事者の不足やインフラの整備など、多くの課題を抱えた病院が存在します。しかし、日本企業の医療支援がもたらす病院事情の変化を含め、アフリカの病院は地域の人々へ必要な医療を提供するために多くの努力をしています。ここではその現状や課題、日本企業による実際の取り組みを紹介します。 アフリカの国民に合わせた診療科目を強化 アフリカの病院は、一般から専門的な診療科目まで、幅広い診療科目を扱っています。たとえば、内科、小児科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、歯科、精神科、外科

          日本企業の医療支援がもたらす、アフリカの病院事情の変化

          アフリカの水不足と病気の関係:日本の支援がもたらす恩恵

          水不足が引き起こす病気は依然として深刻な課題です。しかし、日本がアフリカに提供している水関連の支援により、その病気の発生率の低下が報告されています。この記事では、アフリカにおける水不足と病気の問題、日本がアフリカに提供している水関連の支援について解説し、日本の技術による水質改善の取り組みについても紹介します。 人々の生活を脅かすアフリカの水不足アフリカには水源や水道施設が不十分な地域が多く、特に農村地帯では水不足が深刻な問題となっています。人々が十分な飲料水を得ることができ

          アフリカの水不足と病気の関係:日本の支援がもたらす恩恵

          アフリカ健康構想とは?”富士山”型!日本政府が推進する裾野の広い保険医療サービスに迫る

          日本政府はアジア健康構想と共にアフリカ健康構想も掲げています。ここではアフリカ健康構想とはどのようなものなのか、その基本方針や具体的な事業内容を解説しながら、日本政府の意図なども考察していきます。 アフリカ健康構想とはここでは、アフリカ健康構想とはどのようなものなのか、その基本方針やアジア健康構想とのつながりをご紹介します。 アフリカ健康構想の基本方針 アフリカ健康構想とは、日本政府がアフリカ諸国との健康に関する協力や支援を行う取り組みについての基本方針です。アプローチ

          アフリカ健康構想とは?”富士山”型!日本政府が推進する裾野の広い保険医療サービスに迫る

          アフリカ医療機関のICT化を促すケニア発スタートアップ「イララヘルス」とは

          ICT化は情報への迅速なアクセスと共有を可能としビジネスプロセスの効率化を実現してきました。ケニアにはそんなICTを活用し、少しでも多くの人に質の良い医療を受けてもらおうと活躍する「イララヘルス」という企業があります。今回は同社の特徴や設立背景等について紹介し、アフリカ医療機関のICT化の今を考察します。 イララヘルスとはイララヘルス(Ilara Health)は2019年に設立されたケニアの首都ナイロビにある会社であり、サハラ以南のアフリカにおける医療の質を向上させるため

          アフリカ医療機関のICT化を促すケニア発スタートアップ「イララヘルス」とは