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【発売まであと12日】次なるお味が決まらない

みなさまこんにちは。
「忙しくても、美味しさをあきらめない」をスローガンとしているハンディスープブランドNagaraの代表、がぱけんです。本名を原賀と言います。

フルーツトマトのガスパチョ
雪人参と甘夏のラペ・ポタージュ

商品について詳細はこちらをご覧ください。

本noteは「30日後に発売するNagara」と題して、開発背景と、その物語を5月20日のクラウドファンディング開始まで少しづつ振り返っていく企画です。

それでは本編をどうぞ。


次なるお味が決まらない

酸味のあるスープ、トマトじゃないものってある?

少しおさらいをしましょう。
現在メニュー開発に求められているのは「酸性度が高くとも(≒やや酸っぱくても)美味しいスープ」です。この要件を見た時にトマトベース!というのは1秒で浮かびましたし、シェフ岡嶋とも見解は一致していました。

しかしながらそれ以外がなかなか出てこない。

酸味をフルーツととらえて、マンゴー、パイン、オレンジ、レモン、ライム、クランベリーなどのベースを数多く試しました。ハンガリーで食べられているフルーツスープベースはどうか?という案もずいぶん追いましたが、やっぱりデザート感が否めない。

フルーツスープ

Nagaraハンディスープが届けたいのは甘く爽やかなスムージーや、食後に嬉しいデザートスープではなく、美味しいお食事(orそのお共)なのです。

これはこれで美味しいんですけどね。

キャロットラペをスープにする。

「キャロットラペはどうかな?前菜として出すことあるけど、あれなら冷製スープになっても美味しいと思う」ある日シェフ岡嶋が言いました。

キャロットラペは細切りにんじんとオレンジを合わせたものを、レモン汁、オリーブオイル、塩等で和えたシンプルな料理です。

キャロット・ラペ

人参の甘味と柑橘の酸味が合わさる爽やかなお味が軽い前菜として優秀なんだとか。
うん。確かにいけそうかも知れない。
早速人参とオレンジをベースに作ってみます。

酸性度はいい感じ、味はというと、なんだか惜しい。
悪くないのですが、やっぱり甘味が強くてなんとなくぼやっとしています。

でもどこかに正解があるはず。
例によって柑橘類探索マラソンを実施します。

とにかく集めて、とにかく試作。自分で書いていて少しあきれるところですが、結局何事も地道なトライアンドエラーの積み重ねでしかないのです。
オレンジ、みかん、ボンタン、レモン。
フランスのやたらと高いオレンジジュースも取り寄せたりもしてみました。

そんな中、一つだけ明らかにしっくり来るものが。
控えめな甘味、上品な酸味、そして味をキリリと引き締める苦み。

選ばれたのは、甘夏でした。

瀬戸内の太陽をしっかり浴びた甘夏が理想の柑橘として理想だったのです。

次なるお味の輪郭がはっきりした瞬間でした。


(明日へ続く)


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