「東京米スター」の存在意義…その1「米屋で売っているお米ってどういうお米?」
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「東京米スター」の存在意義…その1「米屋で売っているお米ってどういうお米?」

原宿で唯一の米屋・小池理雄

現在、都内のお米屋さんには二つの資格を持ったお米屋さんがいます。
一つは「お米マイスター」。
もう一つは「東京米スター」です。

両方ともお米屋さんの団体が認定している資格です。

前者は全国的なお米屋さんの団体「日本米穀商連合会」が認定してる資格。
後者は東京都のお米屋さんで構成されている組合「東京都米穀小売商業組合」が認定している資格です。

この二つ団体は異なる組織ですが、お米屋さんがどの団体に属するかどうかは自由です。
弊社、小池精米店は両方の組織に所属しており、両方の資格も持っています。

「お米マイスター」は最高位の「五ツ星お米マイスター」の資格を。
「東京米スター」は最高位の「東京米スター匠」の資格を、それぞれ有しています。

恐らく消費者の皆さんがご存知なのは「お米マイスター」だと思います。
それもそのはず。
「東京米スター」は最近できたばかりの資格で、まだ発足してから2年も経っていないからです。

言うまでもなくお米は一般消費者に食べてもらうもの。そのため一般消費者目線で考えたときに、この二つの資格は何がどう違うのか?

疑問に思われると思います。

都内の米屋が「お米マイスター」を持ちつつ「東京米スター」として活動する意味は、消費者の皆さんにとってどのような意味を持つのでしょうか?

全国的な資格ではなく、敢えて東京に絞った資格にした意味で最も大きいことは、

「都内消費者の皆さんにとって、より身近にお米についての『困った』を解決してくれる」お米屋さん

であることです。

言うまでもなく、東京の人口は1200万人を超えています。そして街のお米屋さんは…800件以上もあるのです。
そんな東京のお米屋さんの特徴をざっと挙げると次の7つ。

1.米屋で売っているお米ってどういうお米?
2.お米の特徴を引き出す「精米テクニック」
3.お客の好みに合わせた「オーダーメード精米」とは?
4.米屋がコッソリと教える「炊飯のコツ」とは
5.米屋が語る「調理器具」の話
6.「いざ」と言うときに…あって良かった!近くの米屋!
7.街の米屋が語る「お米の栄養と日本人」

以後、この7つの特徴について順次紹介していきますね。

今回は、「1.米屋で売っているお米ってどういうお米?」についてです。

例えば大手スーパーや量販店で販売されているお米というのは、その多くが「大規模に栽培している農家、またはたくさんのお米を集めることのできるJA」
から仕入れたお米です。

それは大手スーパーや量販店での取扱量が非常に多いため、仕入れ先もそれなりの量で、味にばらつきがないお米を準備できるところに絞られるからです。

よくお客様から
「同じ○○県のコシヒカリなのに、スーパーのコシヒカリと米屋のコシヒカリと何が違うの?」
という質問があります。

その答えの一つが「仕入れ先の違い」です。

改めて言うまでもなくお米は農産物です。

野菜と同じく、収穫された場所により、栽培した方法や仕入れた生産者により、味が異なります。

ただ、大手スーパー等では均一した品質で大量のお米が必要なので、生産者ごとや田んぼごとではなく、広範囲で収穫されたお米を集めざるを得ません。
そうなると、残念ながら栽培方法や生産者による味の違いというのは消えてしまい、ざっくりとした「○○県のコシヒカリ」という商品にならざるを得ないのです。

いっぽう米屋の場合は「仕入れ先の規模は比較的小さい」場合がほとんどです。
それは米屋の経営規模は大手よりも小さく、お米の取扱量も少ないからです。
そして結果として、生産者や栽培方法といった細かい区分けで仕入れができるのです。

米屋の仕入れ先は例えば、

①卸業者が見つけてきた地域限定のお米

②知り合いの米屋から紹介された篤農家から仕入れるお米

③生産者が直接米屋に売り込んできたお米

④商談会で知り合った元気いっぱいな若手生産者のお米

自治体が米屋をターゲットにして売り込んでくるお米

といったパターンです。

いかがでしょうか?こういった「ご縁」を中心に私たち米屋はお米を仕入れています。

そしてこの「ご縁」とは「偶然」ではなく、

味に自信がある生産者や自治体の「味の分かる米屋に扱って欲しい」という願い

が具体的な形になったものなのです。

なかには国内のお米コンテストで常に評価されているような生産者がいます。

地域限定であれば、例えば「非常に水がきれいで地元でもかなり有名な区画で収穫されるお米だが数が限定されている」といったお米があります。

県単位で開発したような「つや姫」や「新之助」といった品種は、最初は米屋で販売を開始します。
それはまずは米屋での評価が高くなければこの先の販売はおぼつかない事を各県は知っているからです。

こういった「こだわりのお米」はどの米屋でも必ず一つは持っています。
逆を言えば米屋の数だけこういった「逸品」があるのです。

そういったお米に出会うために、是非とも都内の米屋を巡ってみて下さい。

次回は「2.お米の特徴を引き出す「精米テクニック」」についてご紹介します。

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「楽しくなければお米ではない!」
有限会社 小池精米店
三代目 小池理雄(ただお)

五ツ星お米マイスター
東京米スター
6次産業化プランナー(中央サポートセンター登録)
社会保険労務士

東京都米穀小売商業組合所属
東京都ごはん区メンバー

〒150-0001
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ありがとうございます!みんなでお米を食べましょう!
原宿で唯一の米屋・小池理雄
1971年、原宿生まれ。明治大学卒業後、出版社入社。社会保険労務士の資格取得後、コンサルタントとして活動。2006年小池精米店を継ぐ。イベントや講演会、テレビやラジオ、新聞等のメディアに多数出演。 https://www.facebook.com/tadao.koike