見出し画像

二人展 『Everyday Echoes』 を終えて

「写真っていいなぁ」をつくづく感じた、夢のような3日間でした。一晩あけ、その余韻に浸りながらnoteを書いています。

2024年6月28日〜30日、村田雄平さんとの二人展『Everyday Echoes』を開催。無事閉幕しました。
期間中、客足が途絶えることなく本当に多くの方にお越しいただき、作品を見てもらい、たくさんお話ができました。この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。

長らく商業デザインのステージでものづくりをしてきた僕にとって、“自分の作品”“対面で見ていただく”ことは味わったことのない体験だったので、ずーっと新鮮でアツい時間でした。自分から話しかけるというより、皆さんのほうから話しかけていただいたり、質問されたりというのが多くて嬉しかったです。写真を撮ったときの、プリントしたことの、自分が感じた感動の瞬間が伝わったらとても幸せです。

会場のようす

多くの方が(初めての方でも)、ゆっくりと過ごされていました。以前から思っていたのですが、HuBaseって居心地のいい空間なんです。写真を観るだけでなく、その場に居合わせた方々で話したり、コーヒー飲んだり。犬と遊んだり笑。

SNSの発信を見て来てくださった方、コミュニティでお世話になっている方々・初めてお会いする方々、仕事関係やクリエイター仲間、元同僚。それから、高校や大学時代の同級生、デザイナーとしての最初のキャリアをふむきっかけとなった恩人の方など…。何十年ぶりにお会いした方もたくさんいて、感無量でした。

改めて思うのは、この一年ですごくたくさんの方とお知り合いになれたことです。その数が、この3日間でまた一気に増えました。「写真」を通すことで、お互いの関係性が瞬間的に結びつくのも、展示の醍醐味です。

大学時代からの友人で書家の石崎甘雨さん
波の写真家、夏井瞬さん
neccoのみなさん
神楽坂フォトウォーク中に連絡くれて合流した服部さん

図録

デザインした図録(両A面仕様、B5サイズ44P)も多くの方にご購入いただきました。なお、HuBaseでのオンラインショップでも販売しています。

作品について少々

テーマは「日常の響き」ということで、自分なりの響きってなんだろう?を問いながら作品を選定していきました。最終的に、こちらの言葉でキャプションを仕上げました。

写活の面白さは、動いたからこそ訪れる「出逢ってしまった…!」の感動かもしれません。それが僕にとっての“日常の響き”です。今回の展示では、自分が体感した喜びの瞬間を集めました。

一部掲載します。

選定し終わって思ったのは、SNSで反応のよいもの(いいねが多いもの)と、自分がいいと思うのは全く比例しないのだなぁと。
あと、18枚中10枚が地元・長野の写真でした。これも自分としては驚きと嬉しさがありました。

展示も、出会いも、素晴らしい経験をさせていただき、お声がけいただいた村田さんには感謝の気持ちでいっぱいです。写真を通じて“響き”まくった3日間、ほんとうにありがとうございました!

Photo by Yumi Bessho


展示期間中の写活&フォトウォーク

普段からどんなときでも「撮る」は意識しているので、移動中もカメラはぶらさげたまま。雨の池袋、HuBaseからホテルに戻る間にもぱしゃぱしゃ撮り歩きました。

フォトウォーク実施

事前に募集を募り、2日目の朝は6人で神保町、3日の朝は神楽坂でフォトウォークしました。在廊時間が1日12時間なのに、その前後でも撮りまくるタフさよ笑。

6.29 神保町→御茶ノ水
6.30 神楽坂

フィルムに挑戦

神楽坂では、村田さんのライカ DIIをお借りしてモノクロフィルムに挑戦。え?これ、新たな沼に誘おうとしてますよね??笑

最初は慣れなくて手こずりましたが、徐々に勝手がわかってきました。しかし、ちゃんと写っているのだろうか、不安。その日のうちに現像、そしてフィルムスキャン。36枚の写真がすぐに僕の手元にやってきました。

村田さんほんとに仕事はやすぎ!

写ってました。写ってるというだけで嬉しい。この感覚は久しぶり。Q2でバキバキに仕上げるのとは間逆な感じがまたいいなと思いました。

ファーストショット

フィルムでいままで撮った場所に再訪してみたい…。


終わりに

Q2 Monochromを手にしてちょうど1年。振り返れば、全力以上を出し切ったと思います。そんなタイミングで二人展をやらせていただいたのは、とても大きな励みになりました。次の一歩も、ワクワクするものがあれば、前進する道を選びたいですね(これを書いている最中に前に進んでしまったのですが…)。

冒頭の繰り返しですが、写真って楽しい。この感覚を忘れないように、引き続き写活に邁進したいと思います。今年も展示が最低でも3回はあるので、いろいろな方にお会いできるのを楽しみにしています。

Instagramはこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?