継続のコツは「吸う」よりも「ちゃんと吐ききる」
僕は典型的なコツコツ積み上げ型。かつて10年間、ブログを月30本書き続けて自社サイトを5500ページまで増やしたり、チームのメンバーが一日1ネタ投稿して知識を共有する自社ブログ(現在18000件)を導入したりと、継続ということに注力してきました。そんな僕が実践している継続のコツは「吸う」よりも「ちゃんと吐ききる」です。
アウトプット(吐く)が先
何かを継続するには、インプットとアウトプットの循環は欠かせません。一般的にはインプット→アウトプットの順番で語られることが多いのですが、僕が一番意識しているのはその逆です。アウトプットが先で、インプットが後。持っているものを先に(または、何か持ったらすぐ)吐き出しておいて、自然と空っぽの状態を作りだすのです。
空っぽにすると、新しい空気が自然と入ってくる
何もない状態は「満たされない」気持ちになります。継続=積み上げと考えると、満たされないものは埋めたくなるからインプットの渇望が生まれます。インプットを先行しすぎて(吸い過ぎて)満腹状態になってしまうと、なかなか感じることができない感覚です。インプットで満足して、動きが鈍くなったりしてしまいがち。
吐いたら吸うしかありません。意外と「ちゃんと吐く」って難しいと思います。よくスポーツのトレーニングで「ちゃんと吐いて」と指導される場面見ますが、吸いすぎたり息を止めてしまうと苦しくなるものですよね。ちゃんと吐いて、自然に吸える状態を作り出すのです。
先にアウトプットすると、何が足りないか気づきやすい
がんばってインプットして(満足して)いると、それって本当に大事なインプットなのか?に気づけない場合があります。先にどんどんアウトプットすることで、反応や結果がどんどん可視化されるので分析しやすく、自分に何が足りないのか気づきやすくなり、インプットの内容と質が変わってくると思います。アウトプットは行動の証。成長スピードも上がると思います。
まいにち吐き切る
「今日も出し切った」という充実感。たとえばTwitter。もうこれ以上出てこない!と思っても、不思議と次の日には何かツイートしています。ためらわず毎日吐き切って、次の日にフレッシュな気分で臨むのも大事です。
炎ではなく、エンジンが大事
継続するには習慣化が必要です。習慣化されるとモチベーションは関係なくなります。それには、常に回っているエンジンが大事です。
「吐き切る」→「吸う」というエンジン
これを備えることが継続するためのひとつのヒントになればと思い、書いてみました。
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