私の夢

私には夢があります。

一つ目は世界中を旅しながら暮らして、心躍る風景にたくさんであうこと。新しい想像もつかないことたちに出会ってびっくりするような体験をすることです。

きっかけは一か月のイギリス留学です。この短期留学は短いながらも呑気だった私に頭からいくつもいくつもタライを落としてくれた、貴重な体験でした。

私はそこでいかに自分の見ている世界が狭かったか、そして世界がいかに多様だったか知ることになりました。

一つの国に行くだけでこれほど多様で美しいのに。
世界はこんなに広いのに。
見に行こうと思えばきっと見に行けるのに。

私は日本という小さい国で一生身内ノリで生きていくのか。
そんなの死んでも嫌だ!!!

そう心から感じたこと、そして成田空港に到着してしまったときの「日本」という国の単一性に心から窮屈さを感じ、今にでも脱出したいと心から思った日のことをよく覚えています。

私は世界の事も、そして日本の事も、まるで何も知りませんでした。
そのことに気が付いたとき、せっかくこんなに美しくて多様な星、地球に生まれながら、このまま何も知らないで死んでいくなんて死んでも嫌だ!!!!!
そう私に思わせてくれた、イギリス留学でした。

もっともっと世界が知りたい。もっともっと「知りたい」と思いたい、ワクワクしたい。

難しい道のりかもしれません。でもモンゴルの遊牧民族と暮らしてみたい。南極の氷のまぶしさにくらくらしたい。クジラと一緒に泳ぎたい。アフリカの朝日で目を覚まし、野生のライオンの声が聞きたい。

全部全部、死ぬまでにどうしてもかなえたいです。
ITがこれほど発達した時代。きっとかなえられると思います。
時間の使い方がへたくそな私だけど、今はプログラミングと英語の勉強から始めて道を探していこうと思っています。



二つ目は情熱的に生きていくこと。

私には尊敬する人、心からそんな風に生きていきたいと思う人がたくさんいます。でもここでは一人の人のことを書きたいと思います。
高校生3年生の夏、のんびりだった私はやっと受験勉強に取り掛かりました。無謀にも私は私立大学のトップ群の大学を目指したいと言い出します。親戚のおばさんに「あなたなら受かるわよ」と言われた一言がきっかけで、勉強もろくにしておらず提出物すらも出さないような学生だったのに私はどういうわけか本当に目指してみようという気持ちになっていたのです(笑)
当然E判定。現実的に考えたら受かるわけもないので担任の先生に言うときも恐る恐るでした。もちろん担任の先生は苦笑い。誰も本気で受かるなんて思ってなかったし応援してくれる人はいませんでした。


そんななか、様々な塾を回った中で、唯一、私の可能性を本気で信じてくれる人に出会いました。

「いまからやればぎりぎり間に合います」

私はその先生の言葉もとてもうれしかったけれど、先生のそのまっすぐで真剣な目を見て、私はこの人のもとで勉強すればきっと合格できる、そう確信しました。

もちろん簡単ではありませんでした。学校では先生たちに受かるわけもないのにと笑われたし、周りは受験に真剣ではなく温度差に苦しむ日々。いやなことも言われたし、敵もたくさん増えました。

だれも味方はいなかったしチューターの先生も私が本当に合格するなんておもっていなかった。なんども折れそうになりました。

でもその先生はまるで自分事のように私の可能性を信じてくれました。その人には家庭があります。10時までの塾の自習時間が終わった後、11時まで私の話を聞いてくれました。応援してくれました。辛くて文字の意味が分からなくなったこともあった。成績が上がらなくて学校のトイレで泣いた日もありました。

でもその人が、自分でも信じられなかった私の可能性を熱く信じてくれたから、私は信じられない結果を残すことができました。

「僕は塾で人を感動させたい、まるで自分の娘に教えるように真剣でありたい。」

先生は言っていました。

私は大学受験の成功体験があったから、今でも努力してみようと思うことができています。

私も同じようにいつか誰かの背中を押したい。大人になっても思考停止にならず、あきらめず、いつでもまっすぐに一生懸命に、熱くありたい。


私の中にたくさんのキラキラをくれた人たちのようになりたい、そしてもっとキラキラを集めたい。

私はそんなに優秀じゃないけれど、あきらめなかったらきっとできるし、その泥臭さはきっと美しさだと思います。


毎日little by littleで頑張りたいです。



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