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怒りをぶつけるのは本音で話すことではない

治療院勤務時代、私は不妊治療に携わっていたのですが、奥さん側の治療が90%超なんです。

で、

治療成績の良し悪しに、夫婦関係の良し悪しが影響するっていう論文が出てるくらいなんで

(ワザワザ論文にしなくても、そりゃそうだな!って感じですが)

夫婦関係を改善するように奥さん側に働きかけてたんです。

その方法は、結局は、

🌱奥さんが日々、どんな気持ちでいるのか? 何を望んでいるのか?をヒアリングして、

🌱旦那さんに伝わる表現に翻訳する

というのをコツコツとやってたんですよ。


で、夫婦関係が良くなることもありました。

(※壊滅的な亀裂が入ってるのに、それを誤魔化すために子どもを作ろうとする夫婦は手遅れです)


それは、今でも変わらず、サロンに来てくれる女性の、パートナーシップの相談に乗ることがあります。


私がお役に立てることの1つは、

女性(とくに感覚派で言語化が苦手で最後の最後に本音を言うタイプ)の気持ちを、男性(とくに論理派で結論を先に行って欲しいタイプ)にサクッと伝えること

だと思います。



ということで、

個人コンサルのシェア。



夫婦関係やパートナーシップの相談(主に女性側)の相談に乗っていて思うのは

🌱本音で話すことが大事

ということ。



だけど、

実際のところ、

怒りの感情のぶつけ合いになってしまってる…


ドッヂボールか!

ということで、ここから先は、私がいなくても1人でできる本音を伝えるまでの具体的な方法を書いていきまっせ!


心理学だと怒りは「2次感情」といわれるもので、
その怒りの奥に「1次感情」があるとされます。


1次感情の例としては、例えば、

「寂しかった」「もっとかまってほしい」「もっと一緒に居たい」「抱きしめてほしい」「大切にされたい」

といった気持ちのこと。



これに気づいて、さらにそれを相手が受け取れる言葉に変換して伝えることが大事。

例えば、コミュニティメンバーのとある女性は、飲み会で帰りが遅くなる旦那さんによく怒っていたそうです。


「いつもいつも飲んでばっかり!! もっと早く帰ってきて!」

って怒るんですね。




この時の本音のパターンはだいたい2つ
  

「外に遊びに行くんじゃなくて、もっと私にかまってよ」

と寂しさを感じてる場合、

あるいは、  

「私だって夜に遊びたいのに」 
と自分に制限かけてることを相手がやっていて、羨ましいか 
 
このどちらか。
 
  
 

 
それを、「怒り」だけで

「もっと早く帰ってきてよ!」

と伝えると、 
 
男性はただ怒られた=怖い 
 
ってなるだけなんですね。
 

 
 

だから、 
 
「怒り」が出た時に、 我慢するのは良くないです。


そのとき、できるだけぱっと出す方がいいとは思います。



ただ、その「怒り」だけにフォーカスし続けるんじゃなくて、 「怒り」は【自分の中に眠る本音を拾い上げる】 キッカケなんだなって意識が必要なんですね。
 

 
例えていうなら、 
 
心理学で出てくる無意識って、日頃は

扉がついてるイメージです。

 
「怒り」の勢いで普段は固く閉じている扉が、ぱっかーんっと開くんです。
 
  

無意識の扉は、

普段は閉めてるけど、感情が湧いた時、それまで気づかなかった内側の気持ちにすごく気づきやすくなるし、その時に心の内側に入っていきやすくなるんですよ。
 

 
だから、「怒り」や「悲しみ」を邪険にしないで、ぽっと出す。
 
 
 
そしたら、 その時、
 
「なんで自分は今こんなに怒ってるんだろう?」

とちゃんと自分に聞いてください。

※怒りマックス💢のときは、冷静に聴けないかもしれないから、とにかくそういう時は、 一旦パートナーから離れて、自分がクールダウンする時間を確保してください。

怒りに任せて暴言を吐いたら、パートナーシップに亀裂が入ります(そりゃそうだ)


そして、
 
落ち着いて自分と対話して初めて、 
 
「あ、私、本当は寂しかったんだ」 

「もっと、彼と一緒に居たいんだ」

「私も夜、遊びに行きたいんだ」

とか、本音に気づいた時に、 
 
**【そのコアメッセージを言葉にして先に相手に伝える】 **ようにします。 


つまりそれが、

【本音で話す】【本音で生きる】 【腹を割って話す】ってことです。 
 
 
  

もう一度書くけど、
 
ただの、【怒りをぶつけ合い続ける】 だけでは自分の本音は相手な伝わらない。

 
本物の本音に到達するのは、 怒りを出し切った後になる。  
(もしくは、怒りが収まるだけで本物の本音には到達しない)
 
 
 
それはそれでいいと思うけど、 怒りのその先の感情に、 すぐに自分自身で気づいてあげられたら、いかりはすぐにおしまるし、パートナーとのケンカにエネルギー取られなくて済みます。
(ケンカが悪いとかではないよ)
 
 
 
 
何より、 
 
【本物の本音】に気づいてあげられた時点で、 自分の中の自分は、 【ものすごーく満足する】し、 
 
 
 
 
【本物の本音】イコール【望むこと】 なので、現実化まで物事がスムーズにいくんです。
 
  

だって、そうじゃない? 
 
 
 
 
怒って伝えられるより、 
 
怒りながらも、 
 
「寂しいんだよー!」「一緒に居てよー!」

って言える素直な人は可愛いらしくないですか?
 

 

ってことで、 
 
まとめるならば、  

 
 
①怒りは本音に気づくキッカケ
 
②なぜ怒ったのか?本物の本音探しをする
 

③見つかったらちゃんと相手に伝える 
 

 
です!


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最後まで貴重なエネルギーを使ってお読みいただきありがとうございました。あなたが日々、穏やかに楽しく過ごせますよう、心からお祈りしています(╹◡╹)