人気DAWランキング2020

こんにちは
ギタリスト・アレンジャーの原田です
今回は2020年1月26日のSleepFreaksさんの記事で紹介されていた「人気DAWランキング2020」という記事についてお話ししたいと思います

1:SleepFreaksについて
改めましてこんにちは、ギタリスト・アレンジャーの原田です
今回SleepFreaksさんというサイト上に置いてとても興味深い記事があったのでご紹介させてください
概要欄にもURLを貼っておきますが、「人気DAWランキング2020」という記事です。

2:人気DAWランキング2020
SleepFreaksさんの読者を中心とした方々に、皆さんが利用しているDAWの種類や目的などをアンケートし、その結果をWeb上で公開したってものですね。
有効回答数が3952人と言う事でなかなかのボリュームのデータとなっている 気がしています。

3:OS
まずはOSについてですね。
Mac派が1678人で42.46%、Windows派が2363人で63.08%。
なんとなくイメージだと「クリエイティブなMac」みたいなイメージがあったりするんですが、DAWに関してはWindows派が1.5倍のスコアを叩きだしていますね。
多分これはDAWって一人完結でやられている方も多いでしょうし、そもそものPCシェアがWindowsが9割弱、Macが1割程度なんで、その延長上でDAWに触れ始めたと考えるとWindowsマシンを使ってDAWをすると言うのも自然な流れなのかも知れませんね。

4:DAW種別
次に使用DAW種別についてです。
これも面白いなと思いましたが、肌感覚的には納得の結果となりました。
1位は圧倒的にCubaseで43.7%、2位は28.4%でStudioOne、3位が24.4%でLogic、4位が17.1%FL Studio、5位が12.9%でAbletonLive。
以下GarageBand、Protools、Cakewalk、Maschine、Reaper、KORG Gadget、Sonar、Reason、Digital Performer、Ability、Acidとなっております。
このランキング上では自分が使っているProToolsは7位で9.6%との事でした。
このランキングから見えてくるのはやぱりWindowsベースのDAWが強いなと言う事ですね。逆に3位にLogicが、6位にGarageBandがランクインしているのは結構意外でした。まぁGarageBandは無料ですからね、そう言う事も関係しているかも知れませんね。
個人的にはKORGのGadgetがランクインしていたのが印象的でしたかね。どちらかというとPCよりiPadなどのタブレットやiPhoneなどのスマートフォンで使えるDAWと言うイメージがあったんで、なんだかとても今らしいなぁと感じました。

また同じ記事の中でサブDAWを使っている割合と言うのもあったのですが、圧倒的にProTools使用者にサブDAW利用者が多いって言うのも凄い特徴的だったと思います。
自分が使っていても思うのですが、ProToolsってやっぱり特殊なんですよね。
例えばプライグインとかもProToolsはAAXというフォーマットだったりして、一番普及しているであろうVSTはそのままでは使うことは出来ないんです。
作曲家さんとのやりとりとかで困ることもたまにあるので、実は自分もサブとしてCubaseを持っていたりするんですけど、実際は殆ど使うことはありませんw

5:楽曲ジャンル
次に使用される楽曲ジャンルですね。
これもなかなか興味深かった、というよりやっぱりそうなんだなぁって思いました。
歌モノ、生楽器系ではProTools、EDM系ではFL StudioやLiveが多く、特にジャンルが偏らないオールラウンド名Cubaseって感じですね。
正直、今の時代のDAWに出来る事の差って殆どないとは思うんですけど、なんとなく生音を扱うのであればProTools、打ち込みをメインでやるならCubaseやLiveって、今でも棲み分けがあるのがとても面白いなと思いました。
これは個人的な感想というか考察になるんですが、生楽器を扱う人は生楽器を扱う人に師事したり、もしくはそう言う人が周りに多いでしょうし、打ち込みをメインにやる人は打ち込みをメインにやる人に師事したり、そう言う人が周りに多いと思うんですよね。
と言う事は、それらの人達の影響で同じようなDAWを使うって事があるのかも、つまりなんとなくそこにはジャンルによる伝統的な何かがあるのかなぁって思いました。
たかだか2〜30年の歴史しかないDTMですが、そう言った伝統の様なモノすら生まれているってなんだか面白いなぁと思います。

6:性別・年齢
次は年齢と性別についてですが、これについてはただ一言「納得」って感じですねw
男女比が95%:5%、年齢は30歳以下が60.2%と言う結果でした。
ただこれ、一つ注意しないといけないのはSleepFreaksさんの読者層・複雑なアンケートにも答えてくれる層がこうでしたって言う事なんですよね。
なので記事中にあるような単純な相関があるとは自分は思いませんでした。実際回答者の3割は学生さんと言う事ですしね。

7:DAWの使用目的
最後にDAWの使用目的ですね。
これもとても興味深かったですね。
というのも記事中下部に「プロが使う割合」「趣味で使う人の割合」という項目があるのですが、この項目は横で見るよりも縦で見た方が面白いです。
どういう事かというと、例えばProToolsで言うと、アマチュア目的の利用割合が1.7%なのに対して、プロユースの利用割合が5.7%となっており、ほぼ3倍のスコアとなっています。
この事が示すことは、ProToolsはほぼプロユースのDAWであると言うことです。
逆にGarageBandの場合はアマの割合が1.6%、プロの割合が0.6%なので、どちらかというとゲートウェイ的な、入り口になる様なDAWである事がわかりますし、そう言ったGarageBandの設計思想がきちんと数字として表れていると言う事でもあるかなと思います。

8:まとめ
と言う訳で、SleepFreaksさんで公開されていた「人気DAWランキング2020」という記事を取り上げてみましたが如何だったでしょうか?
ちなみに自分がProToolsを使っている理由なんですが、これはもうとても明確で、自分が仕事で関わる様なレコーディングスタジオで使われているDAWは殆どProToolsで、自分が作ったプロジェクトファイルをそのまま流し込めると言うのがとても便利だからなんです。
最近ではどうなのか分からないんですが、自分がガチでDAWに触れた頃は、例えばCubaseで作ったファイルをWAVファイルで書き出して、それをスタジオでProToolsに取り込んだみたいな時に数サンプルくらいずれるみたいなことが結構あって、それを現場で修正しなきゃいけないみたいな事があったんですよね。
レコーディングスタジオはとても高いので、そう言う無駄な時間はできるだけ少なくしたいわけです。
なので、そう言ったリスクが少ないProToolsを選んだと言う訳ですね。
ちなみに以前訪れたHip-Hopに特化したレコーディングスタジオで使われていたDAWはCubaseだったので、ここら辺はジャンルによるってのはあるのかも知れないです。

DAWって、今はほんとにどれも良く出来ているのでどれを使ってもあまり明確な善し悪しってないように思います。
結局使いこなせるかどうか、というか使いこなせる様になるまで使い込めるかの方がよっぽど要素としては大事だと思います。
なので、もしこれからDTMを始めるぜって言う人は、それこそデザインが好きだからって理由でDAWを選んだとしても全然良いと思うんですよね。
ただ、経験的に言えば周りにDAWを使っている人が居るのであれば、その人と同じDAWを使うことで何かあった時に助けて貰えたりするのは物凄いメリットだなとは思います。

5:挨拶
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それではまた、別の動画でお会いしましょう。
ここまでご覧頂き本当にありがとうございました。
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