作家視点で考える。カフェギャラリーのメリットデメリット

僕、自分で言うのもなんだけれど、ちょっとの経歴が変わっています。そもそも芸術大学どころか専門学校も高校すらも出ておらず、路上でのイラスト販売から画家へ転身。七転八倒の末、今は画家しながらギャラリーとBAR運営しています。で、昔は絵を描く仲間や友人もほとんどおらず、何していいかわからなかったのでとにかく展示を繰り返していました。全て現場で学んできました。

そんな感じなのでカフェギャラリーなどの展示も結構な数こなしました。個展とグループ展含めると10回以上。十数年前は今ほどカフェ&ギャラリーも定着しておらず、そもそもカフェが流行りだしたのが20年くらい前だったか。スタバが日本に上陸してのち、カフェブームが始まりました。

なので僕が展示したのもカフェ&ギャラリーというかそもそもカフェの壁に展示するという形式。それが徐々に浸透していってカフェ&ギャラリーと看板掲げるお店ができていった感じ。カフェからするとお店の集客にもなるし一石二鳥です。カフェ側のデメリットがあるとすればカフェの雰囲気に合わない展示があったりするとブランドを損なってしまったりします。

今ではすっかりカフェやカフェギャラリーで展示することが定着しました。良いことだと思います。ただ、やはり作家にとってもメリットとデメリットはあるので今回はそれを考えてみました。

メリット

● 自分のお客さん以外の多くの人に作品を見てもらえる。

● 自分が在廊する必要がない

● カフェに応じて期間限定メニューなどをコラボできる。


デメリット

● 客席の向こうに作品があると作品が見れない。

● カフェレストランによっては突然の貸切営業などがある。

● ワンドリンク注文が必須になる。


とかですかね

僕自身、お金がない時や駆け出しの頃はよくカフェで展示をさせてもらっていました。そのカフェにコミュニティなどがあると繋がりが沢山できてとてもよかったです。

経験として、一度くらいはやってみても良いんでは?と思います。ギャラリーと同じくお店との相性はありますけどね。

youtubeではもうちょい詳しく解説してます。よければご覧ください。





大阪で絵画制作や美術活動をしつつ、ARTspace&BARアトリエ三月を運営しています。サポート頂いた分は活動費やスペース運営費として使用させて頂きます。全ての人がより良く生きていける為に 美術や表現活動を発信し続けます。