作品は見せなきゃ何にも意味がない。くすぶっている人へ。




絵やイラスト、様々なアート作品を作っている方で、何と無くネットに載せるくらいで止まってしまっている方へ向けてリアルな場所で作品を発表することについて記事にしました。


下記の4つのことについて喋っていきます。

・見せてこそ!とにかく作品を発表すること

・独りよがりな作品にならない為に

・僕が18年間続けてきたこと

・発信せざるしかない状況に自分を追い込むこと


見せてこそ!とにかく作品を発表すること


絵やイラスト、アートなどの作品を作り始めて最初のハードルは何と言っても"見せること"が大事です。

すでに僕の周りにいる人たちにとっては「何言ってんの?」って感じになるだろうと思うけど、本当にその最初の一歩が踏み出せない人、沢山いますね。

親しい友人や家族に見せることと、全然知らない赤の他人に作品を見せることは全く違います。

今ではウェブのオンライン上で様々なサービスに作品を気軽に投稿できるようになりました。

イラストや音楽、動画などのデジタル作品はおいといて、アナログ上で作品を作っている方は是非、実際のリアルな場所で作品を発表して見てください。


独りよがりな作品にならない為に


前提として、

自分の表現したいものがあり、

それを通して社会を変えたい!

もっとこんなことを叫びたい!

という衝動があったりする方。

自分自身と向き合うためのものを作りたい


など理由は様々ですが、作品を通して何かを伝えたかったりするのであれば積極的に発表してください。

ごく稀に、一生涯、作り続けた作品を誰にも見せることなく亡くなって始めて作品を作っていたことがわかり、評価される、なんてこともにあったりします。

ただ、誰にも見せずに描かれた世界の多くは独りよがりなものであったりします。

もしその作品をもっと良くしたい!と思うのであればリアルな場所で他人に見せることが非常に大事だと思っています。

もしかしたら、あまりいい印象が返って来ないかもしれません。


でもね、

絵やイラスト、様々なアート作品は即物的なものではありません。

すぐにその作品の評価が決まるわけではないと思っています。


諦めずに描き続けること、作り続けること、社会に発表することが作家自身にとってもとても大事なことです。


僕が18年間続けてきたこと


僕は今現在、ギャラリーという仕事で生計を立てつつ、作家・画家としても活動を続けています。今は画家として生計を立てて行く気はありませんが、一時期はなんとか好きなことで生計を立てたいと奮起することも18年間の中で多くありました。

そしてその結果、京都で出会ったイタリア人から六十万円分の作品を購入してもらったり、マレーシアで個展を開催し、作品12点全て完売したり、国内外の様々なアートフェアに取り扱っていただいているギャラリーから出品させて頂いたり。大阪や関西でも様々な方とのつながりの中でなんとか活動を続けさせて頂いています。

その裏で人から騙されたり騙されそうになったことも沢山あるし、路上で絵を売っていたらチンピラや酔っ払いに絡まれるわ、人間関係壊れるわ、キッツイことも沢山あったけど、地味〜〜〜な積み重ね。本当派手さがない。地味に地味に続けてきた結果でした。


発信せざるしかない状況に自分を追い込むこと


今でもそうだけど、僕がギャラリーを始めた頃に一番怖かったことがありました。

原はギャラリーなど初めて絵を描かなくなった

これ、今思えば完全に思い込みなんですよね。誰も自分のことなんて気にしていないんだけど、そう思われているような気がして怖くてたまらない。

所謂"干される"のがとても怖くてたまらない状態でした。

その為に僕は少しでも、なんでもいいからとにかく自分は表現することをやめないんだ!!!という意思を強く出していかないといけないと焦っていました。

そうしてギャラリーを始めて4年半経ち、僕がギャラリーやBARを経営し、場を作りながらも画家・美術家としても活動を続ける少し人と違う稀有な人間になれたと思います。


もし、少しでも自分の表現したいものがあり、それを通して社会を変えたい!と思ったり、社会に訴えていきたい!という思いがあったりするのなら下手くそでもいいから是非、リアルな場所に作品を出して見てください。



大阪で絵画制作や美術活動をしつつ、ARTspace&BARアトリエ三月を運営しています。サポート頂いた分は活動費やスペース運営費として使用させて頂きます。全ての人がより良く生きていける為に 美術や表現活動を発信し続けます。