ギャラリーの搬入あるある

先日、搬入は作品と対話する儀式のような時間という記事を書きました。

久々に水木両日とも搬入となり、休みがなくなってしまいましたが好きなことなので勿論苦にはなりませんね。で、

二階の作家さんが部屋の掃除からしてくださってほんとありがたい(ほんと掃除が行き届いてないすみません)。僕もオープン初期は毎日雑巾掛けしてたなぁ、など思い出しました(ギャラリー アトリエ三月は靴を脱がないといけない)。

ところで僕のギャラリーの搬入は個展の時は作家がメインになって搬入作業をします。大体2パターンあって、

● 完全に一人でやらないと気が済まないタイプ

● 描くことに必死すぎて展示のこと何にも考えてないタイプ

があります。前者に関しては本当にこだわりが強い人に対しては僕が口を挟むことはしません。後者に関しては大体「え・・・原さんどうしたらいいですかこれ・・」と作品描き終わったから安心したのに・・と絶望的な顔してらっしゃるので笑顔でアドバイスします。

別にどっちが良いとか悪い話じゃなくてこれは向き不向きだと思っています。

ただ制作している延長のような緊張感で搬入している姿はやはり素敵ですね。

今回の搬入は僕は完全に受け身になっていて、空間演出してくれる女性ユニット今今のお二人のことを完全に全て聞いて作業に当たります。総作品数は少ないのですが作品に対して展示棚を何センチ、と一回一回丸ノコでカットしたりしている。何だか新鮮で楽しいです。とても信頼できる二人なので「今回はなんでもいうこと聞こう」と思ってやってます(いつもはそんなしません)。

ギャラリー アトリエ三月では二人以上の企画のグループ展になると休みの日に僕一人で搬入をします。どれだけ人数や点数が多い展示でも基本一人。

のんびりとしたりその中でも緊張感を持って望みます。ほんとそう祈りのような気持ちですね。まだ至らない点も多々ありますが作品や梱包の些細なこと、とても気をつけてやっているつもり(でもでもミスが多いですごめんなさい)。

何度かみんなで搬入しようとしたこともあったのですがどうしても作家はみんな我が強く、みんなでやると大抵ごちゃごちゃしてしまうことが多く、搬入は一人の人がリーダーシップをとって率先して行うのが理想的じゃやないかなーと思います。人によりけりでしょうけどね。でもやっぱりそのギャラリーの空間のことを一番よく理解しているのはそのギャラリーのオーナーなので事前にアドバイスとかもらっておいたほうが良いのかなーと思います。

正直搬入さえ僕がいればそれ以外はいなくていいじゃんとも最近思っている。あと、梱包気をつけてね。梱包一つで性格がわかるという話、それはまた今度にしますね。今日はこの辺で


大阪で絵画制作や美術活動をしつつ、ARTspace&BARアトリエ三月を運営しています。サポート頂いた分は活動費やスペース運営費として使用させて頂きます。全ての人がより良く生きていける為に 美術や表現活動を発信し続けます。