イラストレーターやアーティストが今後やっていかなくちゃいけないこと

今後イラストレーターやアーティスト、クリエイター達は絶対にやるべき、差別化とストーリーの設定が大事だと思い、それについて書きます。

僕が人と少し違った経験をしたこと

19歳の頃からイラストレーターとして活動を始め、巡り巡って今は画家として制作や活動を続けながらgalleryやったりBARやったりこうして記事を描いたり動画作ったりしています。

あんまり過去を美化するのってよくないんだけど、色々あった中でも路上で絵を売っていた頃がとても楽しかったなぁと今でも思います。

実は昔、初めてイラストの仕事をしたのも路上で出会った会社員の方。その方が務めている会社のパンフレットを描くといったものでした。1カット5000円とかで10カットくらい描かせてもらい、初めての仕事でめちゃめちゃ嬉しかったのをよく覚えています。今考えても20歳でもうイラストの仕事とかしてたんだな、と思うと我ながらすごいじゃんて思いますね。

でもそうして何件かイラストの仕事をしていくうちに

「クライアントの言った通りのイラストを描かなきゃいけないのは自分には向いてないなぁ・・。今はもっと描きたい絵を沢山描きたい」

と徐々に絵画よりのスタイルに変わっていくわけですが一旦その話は置いといて、


最近もよく話にしますが誰もが同じように同じサービスを利用できるようになった今の時代、絵画やイラスト、様々なARTや表現活動において才能や技術以上に

どうアクションを起こすか

が問われるようになったと思います。


"炎上""バズる" などもそう言った意味では同じかもしれません。

とあるコミックアート系のイベントに行った際、出展者の数は増えていくけれど作っているものはどれも似通ってきてしまう。イラストやデザインのノウハウはネット上でほぼ無料で見ることができます。つまり専門学校や芸術大学にいかなくても、お金がなくて本や資料が買えなくてもある一定のノウハウをタダで手に入りますよね


差別化するためには

差別化を測ろうとすると、

"人の1000倍努力をする"

が当たり前だと思いますが、昔は『正しい"人の1000倍の努力の仕方』を知っている人間が各業界に10人くらいしかいなかったと思います。なので人の1000倍努力をしてもそのやり方が正しくなかったから失敗する人も多かったが

今では『正しい"人の1000倍の努力の仕方』がネット上で誰でもアクセスできるようになっている。なので昔は10人しか達成できない希少価値だったことがいまでは1000人とか10000人とかの規模でできるようになってしまいました。そうすると最初の10人の人は食いっぱぐれることができないので、じゃあ、10000倍努力する、のもありだと思うけれど、そうやって考えてるとキリがないですよね。

できるのは本当にトップ中のトップアスリート達のみです。勿論そこも目指すべき一つとして考えながら


そのやり方で差別化が難しくなった時に必要なのが

「人の真似をするな。誰もやったことのないことをしろ」

という言葉になるのかもしれません。(今日は具体美術協会の話じゃなりません)


しかし今の時代、テクノロジーの技術が今まで以上に発達することでしか、誰もやったことのないことすらもなくなってしまいました。


では何ができるのかというと、

「それでも人のやってなさそうなことを徹底的にやって、さらにその数を増やすこと」

でしょうか。


なので僕の場合高校へ行っていない「中卒」の時点で少しマイノリティになります(後に高認は取りましたが)。それ+「元イラストレーター」「路上活動」「独学で絵画を始める」「作家なのにgalleryやってる」「galleryなのにBARついてる」「youtubeもやり始めた」

と、ここまでやる必要はないかもしれませんが笑 

希少価値にはなりますよね


つまるところ作品以上に差別化できるポイントはその人それぞれが持っているストーリーです。イラストなどにみる作品のクオリティが、ペンタブやデバイスの技術開発により多くの作家、イラストレーターのクオリティが平均的に高くなっていて、差別化できるポイントは

圧倒的な努力

その人が持つストーリ(バックグラウンド)

ですね。


とここまで言っておきながら一にも二にも、やはり作家や画家、イラストレーターやアーティストにとって一番肝心なのは作品のクオリティです。ここを念頭に置きつつ、自分自身のストーリーを築いていって、でも最終的に一番大事なのは結局運を呼び込む力なのかな、とも思ったり

と、いうことで

今日も元気に作品作っていきましょうね!って感じで今日はこの辺で



大阪で絵画制作や美術活動をしつつ、ARTspace&BARアトリエ三月を運営しています。サポート頂いた分は活動費やスペース運営費として使用させて頂きます。全ての人がより良く生きていける為に 美術や表現活動を発信し続けます。