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何かを始める時「人に理解してもらいたい」なんて思わなくていい

先日、神奈川の一級建築士の友人に会いに行きまして、そしたら全く予期せぬことに古家具類を引き取らせてもらうことになりました(笑)

大事に保管されてて、かなり状態が良い!
タイプライターも正常に稼働!

元々はリノベーションの仕事を何年もずっと一緒にやってきていました。そんな友人と、今の仕事やこれからやっていく事業についての話をしていて、「そうだよねぇ〜」と色々思いましたので、今日はそのことについて話したいと思います。


⚪︎利益を次への種まきに使い続ける

建築士の友人は「依頼を受けて設計して施工する」が基軸の事業です。ただし、こういったお客さんから受注する「クライアント型ビジネス」は、一つの売上は大きいけれど、途中で話が流れてしまった場合損害も大きい。

なので、お客さんに販売する「コンシューマー型ビジネス」を軌道に乗せるべく、色々と動いていました。

『今の事業(仕事)が軌道に乗っていて売上も上がっているから、現状維持でよい』と言うのは極めて悪手で、売上(利益)が上がり続ける事業なんて、存在しないし、今の事業がいつまで続くかわからない。なので現時点で出ている利益を、次への新規事業に常に投資し続けないといけないわけです。

先日、木下斉さんもnoteで「仕事の変え時」や「新規事業の成長曲線」について触れつつ、そういった内容の記事を書かれていました↓


新規事業の場合、どれが当たるかわからないから、複数のものを同時に走らせる必要があります。そして「これはいけるかもな」と思ったものに、利益を集中投下させます。

私がいつも意識している流れはこんな感じです↓


「こんなことやりたい!」という欲求が出る。
(妄想&妄想自体が楽しくてアドレナリンが出る)

まずは小さくてもすぐ出来ることから始める。
(アドレナリンが枯れないうちに始める。やる気は生モノ。)

やってみて手応えを感じたら、徐々に規模を大きくする。
(認知が広まり始め、仕事が入り始める)

⚪︎仕事が入り始めるまでタイムラグが必ず発生する

始めるのはすぐに出来るけれど、認知が広まって実際に仕事になり始めるまで実はタイムラグがかなりあります。

先ほど、話した建築士の友人の場合、何年も一緒に仕事をしていますが、私が自宅古民家でお店をオープンし始めた時も

「原ちゃんが何かお店を始めたらしいけれど、何のお店始めたんだろう?」

という感じでした(笑)。古家具類の引き取りに関してもそうで、やり始めてからコンスタントに依頼が来るようになるまで、1年ほどかかっています。

近しい友人、仲間であっても情報が正確に伝わるまでには時間も労力もかかるし、全く新規のお客さんを獲得しようと思ったら、それ以上に時間はかかります。

新規のお客さんから引き取らせてもらった古家具たち

タイムラグがある上に、どれが当たるかもわからない。だからこそ、「スピード感を持って、色々やる」というのが、唯一の方法になります。スピード感を持つには「やる気が枯れないうちに」が大事です。「鉄は熱いうちに打て」ってやつですね。今抱いているやる気が、明日もあるかなんて、わからないんですから。


⚪︎「人に理解してもらいたい」なんて思わなくていい

そして、新しく始めるときに大事なことが、もう一つあります。それは

『他の人に理解されようなんて思わなくていい』

ということ。それは家族、友人、仲間、同僚などなど多岐に渡ります。

私が大好きな著書、嫌われる勇気に出てくる一節でこんなものがあります↓


哲人は語る。

『ユダヤ教の教えに、こんな言葉があります。

「自分が自分のために

自分の人生を生きていないのであれば、

いったい誰が自分のために

生きてくれるだろうか」と。

あなたは、あなただけの人生を生きています。 誰のために生きているのかといえば、無論あなたのためです。



自分の仕事、事業に対して、自分以上に考えている人なんて、他にはいない。「自分はこれをやりたいと思っている。だからやる」。とてもシンプルです。

まとめ

今日の内容を一言で表すと、『どれが当たるかわからないから、まずは色々やってみる』ということですね。2024年が始まって、いろんな目標を立てた方もいると思います。達成するなら、やる気がある1月中、今この瞬間から「まずは小さく」始めてみましょう!

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