【5冊目】「言葉にできる」は武器になる。

皆様こんにちは、もしくはこんばんは

はらまきです

noteで本のご紹介を始めて

三日坊主にならなかった!

と、思っていたのですが
四日坊主になっておりました・・・。

さて、気を取り直して5冊目を紹介していきます。

本のタイトルは・・・


「言葉にできる」は武器になる。


です!


コピーライターの梅田悟司さんが書いた本です。


この本の主張は


日頃行っているコミュニケーション
(「外に向かう言葉」と表現しています)の技術を上げるためには、
自分の頭の中に浮かぶ「内なる言葉」と向き合う必要がある。


ということが書かれています。


仕事、プライベート問わず
多くの人が日頃から自分とは違う人間とコミュニケーションをとり、生活しているかと思います。

そこで、
こんなこと思ったことありませんか?


なんで伝わらないの!!!


90年代に流行ったバンドの曲で
壊れるほど愛しても1/3も伝わらない・・・
という歌詞がありましたが、
自分の気持ちを正確に伝えるということは難しいということです。

そんなあなたにオススメいたします
この本を。

この本では伝わり方のレベルを、

(1)不理解・誤解
(2)理解
(3)納得
(4)共感・共鳴の4段階

上記4段階のレベルに分けています。
そして、(3)納得や(4)共鳴・共感のレベルで伝えることは簡単なことではない。と書かれています。


それではどうすれば、
より正確に自分の気持ちを伝えることが出来るのか。


その回答としてこの本には以下の事が書かれてありました。


「内なる言葉」

に、幅や奥行きを持たせる必要がある。


言葉に幅や奥行き?どういうこと?
と、思う方も多いかと思います。
私もなんのことやら、って感じでした。

どうやら、
私たちの頭に浮かぶ感情や考えは「内なる言葉」から生まれているようです。

その事実に気付き、
「内なる言葉」に意識を向けることが大切であり、

「今自分が何を考えているのか」
「頭の中にどんな言葉が生まれているのか」
を正確に把握することで、

普段のコミュニケーションで使用している
「外に向かう言葉」
が自然と磨かれて行き、
言葉に重さや深さが生まれる。

逆に言うと、

自分から生まれる
「内なる言葉」
この解消度が低いと、
他人に気持ちを伝えることが難しくなるよね。
という話です。

「外に向かう言葉」を豊かにするには
「内なる言葉」を充実させる必要があるが、
「内なる言葉」の解消度が低いと
自分の考えすらも正確に把握することが難しいです。

逆に「内なる言葉」の解消度が高いと自分の感情が鮮明になります。
「うれしい」「悲しい」という感情をそのまま捉えるのではなくて、
もっと自分の感情の根源に触れていくことで
自分の考えや気持ちを正確に捉えることが出来て
「外に向かう言葉」が磨かれていく、というわけです。

その、
「内なる言葉」と向き合うためのプロセスがこの本には書かれています。

そのプロセスは7つに分けられ

①アウトプット
②T型思考で考えを深める
③グルーピング
④足りないところを埋める
⑤時間を置いて寝かせる
⑥真逆を考える
⑦違う人の視点から考える

上記の流れで説明されています。

これをするとどうなるの?というお話ですが

本当の自分の考えを見つめ直すことが出来ます


ちなみに私は、
自分が10年後にどうなっていたいか?
という問いかけで内なる言葉に踏み込んでみました。

②T型思考で~の部分で
「本当に?」「それで?」「なぜ?」
と言った感じで自分と対話をしていくわけですが、

実は自分が考えていたことは自分の意向ではなく
世論や一般的な常識が多く含まれていることに気付くことが出来ました。


「言葉」を磨くということは、
「自分」と向き合うということである。


ということに気付かせてくれた本でした。


どうして自分の気持ちが伝わらないのかな?
と、お悩みの方は
一度、自分の中から生まれてくるものと
向き合ってみるのもいいかもしれませんね。

興味がある方はぜひ手に取ってみてください!


それではごきげんよう!

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