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2023競技mtg生活下半期総括

前回上半期までを振り返ってきた。今回は下半期について振り返っていきたいと思う。

改めて年始に立てた2023年の目標を確認しよう。
①MOCSショーケース予選への出場(=ショーケースチャレンジTOP8)
②予選ウィークエンド初日突破
③国内オンライン大会TOP8
④ManaTradersSeriesの月例大会TOP8


7月、リミテの楽しさを思い出す

7月のmanatraders seiriesはpioneerだったが、デッキが上手く定まらずあれこれ使っては結果が出ないまま予選落ちに。

後述するが(というか別のnoteに寄稿しているが)pioneerはこのあたりから苦手意識が芽生え始める。元はと言えば最もショーケース予選に近づいた結果を残せたフォーマットであったはずなのに。
おそらく1月に使ったラクドスのようなパワーカードばかりのデッキがしっかり勝てる環境にあった時にはデッキの強さに導かれ、それなりの結果が出たのだろうと考えられる。まだまだ力不足は否めない。

構築が奮わない中、アリーナの予選ウィークエンドでは指輪物語のシールドがフォーマットに。これまでリミテに対する苦手意識があったが、指輪物語は「赤黒が強い」という下手にはわかりやす過ぎる環境であったため、赤黒ばっかをやってリミテを楽しむ。

デッキ構築がわかりやすかったおかげで、リミテを意識したプレイが上達したような気がした。注意したことは「テンポ」。構築の感覚でテンポロスを意識しすぎて尚早にスペルを切ると、ベストタイミングでは無く効果が薄くなっていないかをよく考えるようにした。

結果は5-2。レアが弱いと嘆いたが、某先輩からは「1枚ボムがあるだけいいじゃん!」とは言われた。まぁ確かに。でもボムじゃなくてもトータル3枚くらいのレアをシールドでは入れたいよな~。
何はともあれ、指輪物語を機にリミテへの苦手意識が薄れ、楽しめるようになってきた。

8月、pauperに挑戦

8月のmanatraders seiriesはpauper。元々興味はあったフォーマットで大会等の機会が特段なかったことから触ることのなかったもの。
よく分からない状態から、何か楽しそうという理由で赤緑ポンザからスタート。赤緑ポンザは楽しさがありながら、うまくいかない時の不快感も相応にあったため、相手にしながら良いなと思っていた青赤テラー(主流のディミーアではない)にスイッチ。ここからはデッキがハマり、そのまま予選でも使い続ける。

時間はかかったがなんとか予選抜け。
pauperはこのころ統率者マスターズが実装されており、環境が激変。その筆頭として追加のトレイリアの恐怖(通称テラー)と言われた謎めいた海蛇が実装。折しも晴れる屋で「パウパー神決定戦」が展開されており、その海蛇を採用した青単テラーが頭角を現している状況だった。私がこれまで使っていた青赤テラーにも近かったことから、本選は青単テラーで出場を決意。

結果はあと1勝届かずでベスト8ならず。ディミーアテラーに2敗しているが、個人的にはデルバーの採用分だけ青単テラーが有利と考えているところ。惜しい結果となった。

8月の予選ウィークエンドはエクスプローラー。ほぼパイオニアということで苦手意識が復活。当時はラクドスサクリファイスがパイオニアで活躍していたため、使っていて悪い気もしなかったことから選択するも、予選ではアブパル×2を踏んで負け。


9月、魔境vintageに挑戦

9月のmanatreaders seiriesはvintage。およそ紙でプレイしている人は限られ、環境やプレイ観もよくわからず当初は出ることをためらっていたが、レガシーでイニシアチブをずっとこすっていた自分に白イニシアチブなるアーキタイプが魅力的に映り、そこから始めてみることに。
実際、白イニシアチブを使っているとvintageでありながら、青いパワー9のカードを使えないことに物足りなさを感じ、積極的にvintageの対戦動画をアップされている「冬宮みはる」さんの動画を拝見し、勉強しながらオースのデッキを握る。
オースはコンボとしてシンプルな動きをしながら、カウンターもあったりと初心者の自分にとっても優しいデッキだった。「コンボとしてシンプル」というのが大事で、勝ち確まで持っていくコンボの強さはないが、失敗したときのリスクもさほど無いというのが良かった。現在もvintageではオースをよく使っている。

練習していたリーグでは5-0や4-1する等調子が良かったが肝心のmanatreaders seiriesでは予選突破ならず。未熟さがモロに出た形であっただろう、1ミスが致命的なものになるvintageではその未熟さが許されなかった。

vintageについても一通りやったということで、以下の記事を執筆。

manatraderのおかげでMTGのフォーマットを概ねやり通したかたちとなった。

9月の予選ウィークエンドは10月初めに開催されたがまさかの寝過ごし。フォーマットはエルドレインの森のシールドで、この環境も好きな環境であった分だけ悔いの残る寝過ごしとなった。

10月、オープン完走等、好成績マシマシ

10月のmanatraders seiriesは予選無しの一発スイスモダン。指輪物語以降激変したモダン。どのデッキが最適かはよくわかっていない状態だったが、まぁなんだか無茶苦茶しそうなデッキだなという印象だけで豆の木カスケードデッキを選択。ある程度のミスプレイをしても豆の木からリソースを回復できるという点では「自分にとって」良いデッキ選択であったようだ。

↑11月って言ってるけど10月に投稿している
結果は4-0する好スタートをするも3連敗でアラが出、最終的には6-4。練習不足にしては悪くない成績であった。

予選ウィークエンドはスタンダード。久しぶりにプレイインも沼ってしまったが何とか抜けられた後に、お熱であったセレズニアエンチャントを予選のデッキとして選択。

結果2-2ながら、負けはどちらも惜しく、感触は悪くなかった。

ショーケースチャレンジもモダンで出てみるが成績奮わず1-3drop。

ここまであまり成績が出てない中、MOでパウパー予選が開催されていることに気づく。ショーケースチャレンジでは無いが、パウパーというフォーマット自体は好きなので、せっかくの競技イベントがあるならという気持ちで参戦。使ったのは前回同様青単テラー。

結果は6-0からの2連敗で9位。9位!!!うぉおおおお!書いてて悔しさが復活してきたあ!!!
最後2連敗をカウゲートで喫する。惜しい攻防もあったことから反省することも多かった。
詳細な反省等は以下のとおり。

このパウパー予選に9位でSEに残れなかった悔しさのはけ口としてアリーナオープンに参加。参加費も安くなくリミテに苦手意識のある自分は見送ることが多かったイベントだ。しかし、記念受験のつもりで始めた1回目のプールが激強で一発抜け。その後も快進撃を続け、気づけば完走し2000$を獲得。

こちらも詳細は以下のとおり。


11月、リベンジヒストリックと苦手パイオニア

11月のmanatrader seriesはまたもpioneer。新たにフェアリーが加入したイゼットフェニックスを気に入るも、当時ショーケースチャレンジで暴れまわった発見コンボ2種に目移りし、中でも市川プロが握っていた象さんコンボを握りだす。しかし、慣れていないこともあって連敗を重ね、勝率を復帰させるには困難な水準になったことから予選で諦めることに。

予選ウィークエンドのフォーマットはヒストリック。前回予選ウィークエンドであった頃と比べ、大きく以下の2点の変更があった。
①環境最強カード(と思っている)であるクルシアスが3/1に。
②指輪物語からオークの弓使い、一つの指輪が追加。
この2点からクルシアスがオークの弓使いに駆逐されることは明白であった。私が前に使っていたデッキはクルシアスを中核とするものであったことかたデッキを失いかけたが、直前になってオークの弓使いが劇的なナーフを受け環境から退場。クルシアスも弱体化はしていたが、環境に残ることになり、前のデッキを自分なりに現環境に合わせたチューニングを施し予選に出場。

結果は6-2と惜しい結果に。当時環境最強と言われていたウィザードに対し全勝。そのうちの1勝は王のウィザードに勝利した。デッキの原型は某先輩謹製のものであったが、自分なりにチューニングしたデッキで好成績が残せたことは自信になった。欲を言えば、初日を突破したかったところ。

11月下旬にはスタンショーケースチャレンジに出場するも大した成績は残せず、最終戦体力が尽きて寝落ちドロップ。途中で目が無くなったので緊張感も体力も尽きてしまった。


12月、若干の燃え尽き症候群

10月末に嘘みたいな良い結果が出たことから、今までのように結果に飢えたハングリー精神が薄れかかっていることが自分でもわかった。タイミング的にも「年末」という謎に区切れの良い月でもあり、すでに「今年は良かったな~、良い振り返りが書けそうだ」と満足しすぎている。

しかし、10月に出た結果はどれも当初立てた目標を満たすものでは無く、やるぞ!という気持ちもありながら、「いや、もうあと2か月で結果が出るほど甘くない」というぬるい気持ちのままでいた。12月はmanatraders seriesが無いことも影響していたかもしれない。

予選ウィークエンドはイクサラン(LCI)のシールド。

結果は2-2。リミテは上達したような気がしていたが、相手が相手、展開が展開というのもリミテかということを体感。

個別目標の振り返りと総括

①MOCSショーケース予選への出場(=ショーケースチャレンジTOP8)
年初からのショーケースチャレンジ13位と惜しいところのあとは、予選出場圏内に近づくことすらできず残念な結果になったと言える。
そもそもショーケースチャレンジで出られるフォーマットを手広く学んできたが、その割にはショーケースチャレンジに出ていなかった。やはり深夜開催で厳しいということもあるが、単にQPが足りないことも多く、それはプレリミナリ等QPを稼ぐためのプレイ時間が足りなかったことによる。
別記するが五月雨にショーケースチャレンジに出るのではなく、練習や事前調整も含めてフォーマットを絞る必要があるものと考えられる。

②予選ウィークエンド初日突破
6月で突破。6月と同じヒストリックフォーマットになった11月でも6-2と惜しいところまで。7月のリミテ5-2も悪くなかった。
次年度は2日目に進出し、そこでの白星をあげられるように努めたい。

③国内オンライン大会TOP8
出場無し。来年もジャパンオープンが9月に開催されるだろうと考えてあらかじめ予定を空けておくようにしたい。別記するが、国内大会(チャンピオンズカップ)に出られるように頑張ってみようと思う。

④ManaTradersSeriesの月例大会TOP8
pauperで15位とあと1勝まできたところは良かった。ただスイスにいけない月もあり実力不足を痛感する結果でもあった。Tier1を握って、適切に使っていけば30戦勝率55%はいけそうな気がするので、まずはそこから改善していきたい。

上記4つの目標を立てたが、様々なフォーマットに触れ多くのデッキ構築思想を学ぶことで構築はもちろん、リミテにも良い影響を及ぼしており、その結果としてオープンが完走できたと考えている。今後はオープンも「入れ込み過ぎない」程度に頑張ることとしたい。

2024年の目標については、また別途noteにまとめていく。

#note書き初め

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