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不安で辛い時の解消方法②

不安の解消方法

昨日の記事で、不安は『恐怖』×『想像』という話をしました。恐怖×想像は掛け算なので、恐怖を小さくするか、想像をゼロにすれば不安を小さくなりますよね。だって、掛け算だから(2度いう)。3×3=9ですが、2×3=6、3×0=0ですからね。恐怖がゼロで、想像がゼロなら不安になりようがない。

では、恐怖を小さくするには?ってことなんですが、恐怖は、その正体を『正しく理解』してあげると小さくなるという特性があります。


例えば、僕の場合でいうと。
実は僕の兄は統合失調症という病気になり、もう20年以上家に引きこもっています。両親は高齢になってきているので、これから先のことを思うと不安に襲われます。(うん、なかなか重い話でござる)

今回は、このリアルな不安を分析していきたいと思います。自分が安心するために・・・自分を救うために!!!

まず、冒頭で、不安は『恐怖』を『想像』すると発生し、そして、恐怖を正しく理解するれば小さくなると書きました。ということで、僕が想像している恐怖を正しく理解してみます。正しく理解するためには、頭の中にある漠然とした恐れを紙に書き出すことが大切です。紙に書き出すことで、正しく理解できるようになりますからね。

■僕が恐れていること(本音で書くよ)
・両親が亡くなったら、兄の生活費を負担しなくてはいけない
・兄の面倒を見ると、自分の時間がとられて好きなことができなくなる
・再婚したいと思っているが、兄のことで再婚がおじゃんになるかも

こんな感じです。
頭の中にある恐れを紙に書き出し理解できると、恐れに飲み込まれていた自分から抜け出せるようになります。なぜなら恐れを客観的に見られるようになるからです。

客観的に見られるようになると、恐怖に対する『対策』を考えられるようになります。コツは、親友が抱いている恐怖だったら、なんて言ってあげるかな?と考える。

例えば
・両親が亡くなったら、兄の生活費を負担しなくてはいけない
→ 日本には生活保護があるから相談すればなんとかなるかも。一度自治体に相談してみれば。

・兄の面倒を見ると、自分の時間がとられて好きなことができなくなる
→ 自分が面倒を見なくても、ヘルパーさんと契約すれば大丈夫かもしれないよ。

・再婚したいと思っているが、兄のことで不安にさせてしまうから再婚できないかもしれない
→ 上記の2点が解決すれば、不安にさせることもないじゃね?

こんな感じで対策ができるよになる。(うん、素晴らしいぞ!!)
すると、不安はどんどん小さくなるんですよね。
頭の中の恐れを紙に書き出して正しく理解する。そうすれば、対策が打てるってわけですね。

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そして、次に『想像』について。
恐れを想像してしまうのは『自己防衛』と前回の記事で書きました。
ただ、自己防衛が過剰に働くと、想像は大きくなり、エスカレートしていきます。すると、当然不安も大きくなります。

僕の場合も兄のことで不安になったのは、自分の時間を取られたくない、自分の負担を増やしたくないという自己防衛が働いたからです。さらに、恐怖を正しく理解していなかったので、どんどん想像は膨らみ、あげくの果ては、兄と実家で一生二人で過ごさなくてはいけないと思いはじめ、あぁ~この先の人生しんどいな~と勝手に未来を想像してしまったのです。自分で想像を膨らませる、まさに『自作自演不安』です。

恐れていることを正しく理解していくと『対策』ができるようになり、対策ができると、想像は『自分ができる最善策』へと切り替わっていきます。すると想像する内容は変り、やがて小さくなり、不安は減っていきます。
めでたし、めでたし。って感じです。

最後に、不安とは、自分を守ってくれる大切な感情。ただし、不安との付き合い方が下手だと辛さになる。だから、不安になったら自分の頭の中にどんな恐れがあるかを理解して、どんな対策がとれるかを考えてみましょう。

そうすれば、不安は小さくなり、気分が晴れない辛い時間は減り、笑顔でいられる時間が増えるでしょう!

ではまた。

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