是枝監督について

こんばんは。
いつのまにか9月。宣伝会議賞がしれっと始まってしまって、やらなきゃいけないことだけ増えていってます。
とばしゃなくてとりばです。
新しいノートだけは買いました。

前回担当の時に映画の話をしたので、今回は好きな映画監督の話を。
特にこの人っていないんですが、是枝裕和監督の作品だけは、「是枝さんだ!」とアンテナを張っています。

初めて観た作品は「誰も知らない」でした。
当時たしか中学生で、夜ご飯の前にTSUTAYAで借りたDVDを観て、家族でご飯を食べることが当たり前じゃないんだ、と震えてリビングに戻ったのをいまだに覚えています。
そこから「そして父になる」や「海街diary」も映画館に観にいくようになりました。

なぜ好きなのか、自分の言葉で自由に書くならば、はっきりしてないところですかね。これは良いとか、これはダメだとか。型にはまった価値観を押し付けてないところ。テーマになる題材が社会での問題などグレーな部分が多いですが、それをそのまま提示している。問題提起しているあたりが好きというか共感できる感じです。答えは自分で考えないといけないですが、観る前と観た後で世界の見え方が変わること、自分にとってはそれが面白いところだと思っています。

こんな感じでぼやーっと考えていましたが、実際
是枝監督の本の中で同じような記載があって少し安心しました。
カンヌ国際映画祭にて「誰も知らない」について取材を受けた際の返答で、「映画は人を裁くためにあるのではない」「悪者を用意することで物語は分かりやすくなるけど、そうしないことで逆に観た人たちがこの映画を自分の問題として日常まで引きずって帰ってもらえるのではないだろうか」と、今でもその考えは変わっていないとのことでした。

実はこの本、「映画を撮りながら考えたこと」についての読書感想文を夏休みの宿題として書こうとしていたんですが、まとまらないのでここだけ引用しました。この本自体は大学の時に買ったんですが、改めて読み返してもおもしろかったです。

こんな感じで、是枝監督の作品をこれからも楽しみにしつつ、たくさん映画を観ていきたいと思います!

無理矢理な終わらせ方、またまた失礼しました。

とりば

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