手の届かない場所から、背中を押すことができる。
更新にだいぶ時間が空いてしまいました。
わたなべです。
夏休みは、母校が甲子園に出場するということで、現地に応援に行ってきました。
新型コロナウイルスの感染が流行して、甲子園は中止になったり、無観客での開催になったりと、自粛の対象になっていましたが、今年はかなり観客が入っていて「夏の風物詩が戻ってきたなぁ」と胸が熱くなりました。
前の試合が終わり、グランドに選手たちが入ってくるのを見ると、昔、自分もあのユニフォームを着て野球をやっていたんだなぁと色んな思い出が蘇りました。
試合は、序盤、母校が点を重ねリードしていましたが、後半に逆転され、8対3で9回裏。
打順は1番からの好打順。
応援団は、9回裏にチャンスで流れるおなじみの応援歌を先頭打者から演奏しはじめました。(「二十歳のソウル」という映画で曲が聴けるそうです。今はやっているのかな?)
すると球場にいた、内外野席の観客も一斉に曲に合わせて手拍子をはじめました。球場全体がもっと試合を見ていたいと言っているようでした。
その応援が後押しになったのか、3点を取り、息を吹き返しました。
しかし反撃もそこまで、8対6でゲームセット。
最後まで見逃せない試合でした。
この試合を見て思ったことは、
「応援は、選手たちに届く」
ということです。
応援席から、三振は取れない、ヒットだってホームランだって打てない、手拍子して、応援することしかできない。だけど一人ひとりの拍手が、想いが願いが、ピッチャーの腕の振りを、バッターのスイングを強くさせました。
「手の届かない場所から、背中を押すことができるんだなぁ。」と逆境を跳ね返す選手たちの姿を見て感じました。
そんな奇跡のような瞬間に立ち会って、もう少しだけ、人の想いだとか、願いだとか、目には見えないものの"チカラ"を信じてもいいかもしれないと思いました。
熱い、夏をありがとうございました。
わたなべ
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