出直します、知念先生。

こんばんは。
昨日読み始めた小説、先程読み終わりました。
読者側の知識、熱量、力量がこの本を何倍も面白くするのだろうと思います。
私には、足りないところがいっぱいで「出直してこい!」と言われている気がします。

とても面白かったのです。
ミステリーが好きな方は、もっともっと面白いと思います。
知念先生の頭の中どうなっているのだろう。
医師の仕事をして、この小説を書く。
相当な調べものがあったと思うし、話の組み立て方とか細かくて……

帯で宮崎美子さんが『感動して、涙が出てきた。』と書かれています。
これは、宮崎さんだからだなと読み終わって思いました。
宮崎さんの頭脳、知識をもって、感動するのだと思いました。
私は「すご……」って圧倒されて終わってしまっている。情けない読者です。
また出直したい。そう思える小説でした。

硝子の塔の殺人