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人によって褒め言葉が違うのはいいの?

『1000本ノック企画・Vol.1』

この記事はインスタグラムで2022年6月に行われた皆様のご質問にお答えする1000本ノック企画として配信した内容を編集したものとなります。

まずは基本となる(ほめるってなーに?)の記事をお読み頂いてから、解答記事を見ていただけると話が入りやすいので、よろしくお願いいたします。

ちなみに、文章からの断片的な推測となりますので、時に的が外れることもございます。お近くの、動物福祉に配慮した正の強化をメインとしているプロの方に、実際に愛犬の様子を見ていただきアドバイスをもらう方が確実です。
そうしたことも踏まえて、ご質問にお答えさせて頂くことをご了承ください。

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Q:家族の中で、ほめ言葉が「オリコウ」と「イイコ」と、人によって違います。
どちらも褒められていると判断はついていると思うのですが、統一すべきでしょうか?
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A:ご質問ありがとうございます。ちなみにご質問いただいたワンコさんは、私自身よく知っている子です。

結論から書くと
「ちゃんと区別しているはず」

まず、その言葉がちゃんと褒め言葉になっているかどうかの確認の仕方。

犬があまり興奮していない穏やかなときに
その人に、その人が使っている特有の褒め言葉を言ってもらいます。

犬が、その人の方を見て嬉しそうにしていたり、ちょっと期待している感じが見受けられたら、その褒め言葉は機能しています。

ご質問いただいたワンコさんは、正の強化をメインとしたトレーニング経験が豊富なので全く関係のない言葉
例えば「とけい」の言葉の後にフードを出していくと、何度かやっているうちに
(あっ、そのルールのやつね)と、理解してくれるでしょう。

犬は区別をつけるのが、とても上手な生き物です。
なんとなく察してくれている部分に、私たち人間はだいぶ助けられてもいます。

同じ人が同じ言葉を言っていたとしても
人の気分によってイントネーションや抑揚が違ったりします

「おりこう⤴️」
「おりこう⤵️」

それでも、なんとなく理解してくれます。

また、合いの手が入る場合もあります
「はい、おりこう」
「そう、おりこう」

本当は、この合いの手邪魔なのですが
それでも、繰り返しているうちに理解してくれます。

犬にとって大事なのは、その後にちゃんと食べ物が出てくるかどうか
この部分だったりします。少し意識してみると、情報の出し方がワンコにとって親切でわかりやすくなりますよ。

引き続き楽しくトレーニングしてくださいませ😊

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