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『抱きしめる風』


ただ手を広げ 飛び上がりそうになるほど強く
草むらを駆け出して
頬に触る風の端っこを掴む

振り回したら、そのまま世界に行けそうな
行けそうな感覚を背中に背負って
驚いて笑うキミをそのままに

誰にも邪魔されない
誰の真似でもない自分の
心を風に乗せて唄うよ

まつ毛に付いた怖がりを
乱暴に手で拭ったら
ほら今までよりきれい 同じ景色も違って見える
懐かしい昔話を
洗い流して忘れて
新しい気分を気分を抱きしめてく

もし嘘をついて自分を自分で泣かせたら
きっと新しい道にたどり着けない
だから誰でもない自分に正直にいる
そう正直に唄うよ

まつ毛に付いた強がりを
乱暴に手で払ったら
ほら今までより速い 同じ景色も輝いて見える
アホらしい理想ばかりを
洗い流して忘れて
新しい気分を未来を抱きしめてく

今までよりも軽やかに走れたら
よかったらボクと向かいませんか
よかったらボクと

まつ毛に付いた怖がりを
乱暴に手で拭ったら
ほら今までよりきれい 同じ景色も違って見える
懐かしい昔話を
洗い流して忘れて
新しい気分を気分を抱きしめてく

加速して 加速して だからしっかりとつかまってて

★今回の詩に使用している絵を含め、20点以上の展示をしています。
千代田区神田神保町アボカド専門店 「advocafe」にて、
さくまチープリ個展『UPPER SUMMER!』開催中!
お店に来店される際には、SNSにて臨時休業等ご確認ください。


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