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SnowManのファンを掴んで離さない魅力|それスノゴールデンを見て

「それSnowManにやらせてください」が初のプライム帯で1時間スペシャルで放送された。Snow Manがダンス最強芸能人チーム、そして日本一の高校生と挑む一夜限りの“それスノ、9人ダンス日本一決定戦”を展開した。

勝敗の行方は放送をご覧いただくとして、ダンスを通して夏の終わりに相応しい青春に心が震える放送だった。

昨今、テレビで青春を表現することの難しさは想像に容易い。
ましてやドラマや舞台・バラエティーなどマルチタスクをこなすジャニーズタレントにとって1番組だけに時間をかけて命をかけるなんてことは不可能に近い。

実際、3週間に及んだダンス練習でSnowManは9人が揃うことはなかった。

不可能に近いことをやり遂げ、今、SnowManにしかできないバラエティーを届けた。


SnowManといえば、今日本で一番CDが売れるアーティスト。デビュー時の勢いを落とすことなくシングル曲を出すたびにファンを増やす9人。

彼らの何が、ファンを掴んで離さないのだろうか。

1人1人の手札の厚み

リーダーの岩本照
大黒柱の深澤辰哉
パリコレモデルのラウール
ピュアな美容家の渡辺翔太
ケガを厭わない特攻隊長の向井康二
あざと秀才の阿部亮平
ジャニーズを代表する若手俳優の目黒蓮
バラエティーの才能覚中の宮舘涼太
他担狩り表現者の佐久間大介

後半にかけてキャッチコピーみたいになってしまったが、ついどんどん情報量を増やしたくなるほど1人1人の個性が濃い9人。

SnowManはこの個性の切り札を上手く活用している。

ジャニーズ事務所のマーケティングにおいて、単純接触効果か活用されているといわれているのは有名な話だ。

単純接触効果とは、元々興味がなかった物事や人物に対して、複数回接触を繰り返すことで、興味を持つようになる心理的現象のこと。

9枚の切り札がある彼らは、数の理論でドラマ・舞台・バラエティー・TikTok・Youtubeなどと、この単純接触効果を上手く活用している。

■SnowManの個性がわかる紹介RAP
Snow Man「紹介RAP ~We are Snow Man~」(Summer Paradise 2019 at TOKYO DOME CITY HALL)

しかし、実際は単純接触効果を活用したいわゆる「マーケティング」には限界があるのが現実。いくら最初の接触を事務所が用意しても、詳しく調べてみて好きにならなかったらそこまでだ。SnowManは逃がさない。そこからグイっと引っ張る魅力があるのだ。

補い合うメンバーの関係性

彼らが一度見た人を掴んで離さない理由の一つは「メンバー同士の関係性」にある。

ここまで一人一人の個性が強いと、良いところだったはずの個性もぶつかったり、まとまらなかったりしてしまう。

しかしSnowManはそれぞれが完璧な補完関係にある。

例えば、アーティスト活動の上では
「これまでにないものを」と推進力を持つ岩本・ラウールに対して
求められているアイドル像を形にできる阿部

例えば、SnowManという認知を広げていく上では
ドラマなどで露出が多く世間からSnowManの入り口を担う目黒に対して
そこから入ってきた人をパーソナリティーやスキルで心を掴んでいく渡辺・佐久間

例えば、バラエティー活動の上では
どんどん攻めていく向井・宮館に対して
受け皿としてツッコんでいく深澤

こんな風に一人一人の個性や得意なことが全く邪魔にならず扱いに困ることなく、まっすぐ綺麗な結晶になっている。

これが見ていて気持ちい理由の一つ。
一人一人の才能が相互作用によって相乗効果を生み出していて、組織において理想的な形をしている。

■SnowManの関係性がよくわかる映像
Snow Man「ペア探しワードウルフゲーム」〜ブラザービート発売記念〜

9人揃ったときの圧倒的に高いアウトプットのクオリティ

アイドルが販売している商品の一つに実は「メンバー同士の関係性」がある。

ダンスの最中に目を合わせたり、メイキングで互いに自然体な姿を見せていたり。私たちはリリースしているもの以外にそんな関係性にも惹かれている。

先述の通り、SnowManはその関係性が抜群。

しかし、SnowManはそれだけじゃない。

圧倒的なアウトプットを持つグループ。

それが今回の「それSnowManにやらせてください」の放送でもまた証明された。


練習期間3週間のうち、全員揃って練習できたのは本番直前の2時間のみ。
一人一人が個々の仕事をこなしながら練習を重ね、十分とは言えない状態で挑んだ本番。

見たらわかるがすごい。

アイドルとして獲得した冠番組にも関わらず、ダンサーとしてのSnowManを堪能できる貴重な映像となった。

4曲目のThis Is Meで岩本のバク転のタイミングと足踏みのタイミングがぴったり合ったときは鳥肌が立った。これがSnowManのクオリティかと改めて突き付けられた。

まさに「飽きない」という評価がぴったりで、4曲があっという間だった。

■SnowManのダンスナンバー

[Dance Practice] Snow Man「Grandeur」

Snow Man「Crazy F-R-E-S-H Beat」Dance Video (YouTube Ver.)

SnowManがファンを掴んで離さない理由

SnowManのパフォーマンスはいつもあっという間だ。
Youtubeで配信されているいくつかのMusicVideoも気軽に見始めるとすぐに終わっている。同じ3分でもSnowManを見ているとあっという間だ。

彼らに関わるスタッフについてもそれぞれ執筆したいくらいの力量を持っているのはもちろん、日本のトップクリエイターたちを納得させるSnowManのエンターテイメント力も日本のトップに向かっている。

関係性とパフォーマンスの両方で「もう一度見たい」と思わせるアイドル。

これがSnowManがファンを掴んで離さない理由。

SnowMan最新アルバムに向けて

そんなSnowManは2022年9月21日に2ndアルバム「Snow Labo S2」をリリース予定。またもファンを掴んで離さない作品になっているに違いない。

最新アルバムのレビューに加え、以前のラウールの記事や本記事を書くにあたって調べたてからずっと気になっている9人一人一人の魅力についてもより詳しく執筆予定です。


発売から残り7日に迫った本日より、SnowManWeekを開催!
下記スケジュールで投稿予定です。

【SnowManWeekスケジュール】
9月14日「SnowManのファンが増え続ける理由を分析」
9月15日「SnowManの未来を創造するクリエイター 岩本照」
    「深澤の優しさが、SnowManの関係性の根源」
9月16日「コミュ力もパリコレ級・SnowManをつなぐラウール」
9月17日「SnowMan渡辺翔太のシナモン顔に隠された男気」
9月18日「パイオニアでありながらSnowManの土台を支える阿部亮平」
9月19日「SnowManが守るべき 向井康二 という存在」
    「今こそSnowManとしての目黒蓮の魅力を語ろう。」
9月20日「SnowManの最終兵器・宮館涼太」
9月21日「SnowManの幅を拡げる佐久間大介」
9月22日「Snow labo S2レビュー」

※タイトルは仮題です
※投稿スケジュールはあくまで予定です

ここまでご覧いただきありがとうございました。

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海瑠‐uru‐ | フリーランスライター・インタビュアー
日本のドラマ・映画を中心としたエンタメ記事を執筆。
ヒトやモノのこだわりを見つけ出す・聞き出す記事を書いています。


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