二宮和也の個性や魅力を引き出す企画力|SixTONES・岸優太・ジャにのちゃんねる
二宮の企画力において最も魅力的だと感じているのは「一人一人の魅力を引き出す企画力」
正直ジャニーズ事務所という大きな看板や、YouTubeからの収益があれば財力が必要となるド派手な企画も可能だ。商業施設を貸し切ってもいいし、派手なロケをしてもいいし、誰とでもコラボできる。
しかし、二宮はそれらをせず出演しているタレントの魅力が引き出される企画を第一に考えている。
2日目の今日は、後輩とのコラボ企画にフォーカスを当て、人やグループの魅力を引き出すプロデュース力について分析していきます。
■1日目の記事はこちら(読まなくても楽しめます!)
嵐での立ち振る舞い
まず前提として、二宮が持つ「物事を俯瞰して見る力」についておさらいをしたい。
嵐がもつメンバーの紹介曲・La tormenta 2004でも「ちょっと引いて見る like俯瞰」と歌われている通り、二宮は昔から客観的な視点を持っていた。
それを語るのに打ってつけなのは、嵐でのバラエティー番組。特に展開が読めないVS嵐では、その俯瞰する力が毎週発揮されていた。
流れに沿ったボケ・ツッコミはもちろん、要所で出されるエピソードトークや新たな展開づくり、さらにはガヤまで、場面に応じてあらゆる役回りをこなしていた。
例えば、当時ジャニーズJr.だったSnowManが出演した際、目黒連の名前を「恵比寿」や「高田馬場」と間違えて呼ぶくだりを櫻井と共につくっていたり(2019年03月28日放送)
SexyZoneが出演した際には、同メンバーの中島健人が披露した「鬼滅の刃」をアレンジした“Sexyの呼吸”で展開をつくったり。(2020年11月19日放送)
グループ活動やテレビ番組ではプレイヤーだった二宮は今、ジャにのちゃんねるでプロデューサーとしてその力を発揮している。
音楽を聞かせるSixTONESコラボ
2023年6月18日に配信されたジャにのちゃんねるとSixTONESのコラボ。
SixTONESといえば、X JAPAN・YOSHIKIが書き下ろししたデビュー曲「Imitation rain」やKing Gnu・常田大希が提供した「マスカラ」など音楽面に力を入れているグループ。
レーベルも宇多田ヒカル・米津玄師らも所属するソニーミュージックに所属している。
二宮が考案したのは、そんな彼らの楽曲を上手く利用した企画だった。
SixTONESのトーク力やバラエティー力を引き出しつつ、彼らの楽曲や歌声に触れるきっかけにもなる一本だった。
岸の素直さを生かすコラボ
SixTONESのようなグループを生かす企画もあれば、個人を主役にする企画もある。
2022年3月9日に配信された岸優太とのコラボ動画では、占い師・KIRROTTOとして岸が登場し、ジャにのちゃんねるメンバーを占う企画を配信。
岸はどの番組に出ても笑いの起点になることが多くある。
その一方で彼自身のスタンスとしては「今日もボケるぞ!!」というガツガツしたマインドではなく、一生懸命に目の前のことに取り組む姿勢を感じる。
この素直さが岸の魅力のひとつ。
この「占い師・KIRROTTO」でも、しっかりと勉強している彼の素直さが楽しい企画に仕上がっていた。
メンバーごとの個性を引き出す企画
もちろん、ジャにのちゃんねるの各メンバーの魅力が引き出される企画もたくさんある。
ジャにのちゃんねるのメンバーを集める際に「ボケもツッコミもできるユーティリティカード」と評価している菊池に対してはガンガン仕掛ける。
菊池の明るいキャラクターを生かしつつ、彼のリアクションやツッコミをちゃんと引き出している。
■ここからは陰キャのターン…!!
山田の「人見知り」も面白くなる。
ジャニーズJr.・美 少年とのコラボの際には、登場シーンで山田だけを美 少年に会わせるいたずらを仕掛ける。それによって山田が焦って顔を赤らめる様子が見れる。
些細ないたずらだが、テレビではできない細かい面白さを引き出していて、スター・山田涼介に親近感を抱いた。
■【コラボ⁉】美 少年に会ったらなんか色々バタバタした日
さらにSNSでよく見るのが「ジャにのちゃんねるから中丸君にハマりKAT-TUNのファンクラブに入りました」という投稿。
絵や編集など中丸が持つ力を動画内で表現しつつも、とにかく無理をさせない自然体なジャにのちゃんねるだからこそ、彼の魅力が自然と伝わっているのだろう。
■ここから全てが始まった夜…….!
■【壁画】中丸が主役なのに、山田のポンコツが目立った日
人それぞれの違いを楽しむ二宮のプロデュース
1日目の記事では、二宮のファンに寄り添うプロデュース力について執筆をしたが、二宮はファンだけでなく、一緒に働く人にも寄り添う人だ。
目の前の相手をよく観察してよく理解して自然体な良さを引き出す。
誰かの犠牲の上に成り立つエンターテインメントは世間からも受け入れられづらくなっている。
誰もが気持ちよく出演でき、誰もが気持ちよく視聴できるよう最大限努める。心の優しいプロデューサー。私はそう思う。
そんなプロデューサーだからこそ、安心してジャにのちゃんねるを楽しめるのだ。
3日連続・二宮和也のプロデュース力に迫る特集!
下記スケジュールで投稿予定です。
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海瑠‐uru‐ | フリーランスライター・インタビュアー
日本のドラマ・映画を中心としたエンタメ記事を執筆。
ヒトやモノのこだわりを見つけ出す・聞き出す記事を書いています。
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