秋の沖縄バカンス 恩納村滞在編
年に1回は、9連休をとってどこかでバカンスを過ごすことにしている。バカンスなんて言葉を使うなら1ヶ月くらい欲しいけれど、今の働き方ではまだ、難しい。海外旅行が難しいご時世、沖縄本島を滞在先に選んだ。
あちこち観光するよりは、コンドミニアムに滞在して、自炊もしながらのんびり過ごすコンセプト。季節は、混雑しそうな夏は避けて、東京では紅葉も始まりつつある11月に決めた。
恩納村を選んだ理由
メインの滞在先は恩納村で5泊。那覇に3泊。
恩納村を選んだ理由は、滞在したいコンドミニアムがあったからだけど、海も綺麗だし、外食やスーパーもそこそこあり、過ごしやすいかなとも思った。予想通りのロケーションだった。
オーシャンビュースイートのこと
滞在したオーシャンビュースイートは、本当に素敵で今以上に人気がでて、行けなくなったら困るのだけれど、やっぱり紹介せずにはいられない。
お部屋は全部で5つくらい。無人でキーロックの番号を聞いてチェックインするタイプ。2ベッドルームが4室で、2人滞在向けの1ベッドルームは確か一室だけ。1ベッドルームも2ベッドルームも広さは同じなので、2人滞在だとより贅沢。
キッチンも広々、大きなダイニングテーブルにソファもゆったりで、言うことなし。オーシャンビュースイートの名にふさわしく、景色も抜群だ。
オーシャンビュースイートでの暮らし方
連泊したので、シーツやタオル備え付けのパジャマは多めに用意してくれた。洗濯機と乾燥機があるので自分で適宜、洗濯して交換した。クイックルワイパーもあるので、朝軽く掃除をしたが床がつるつるで掃除もしやすく不自由はなかった。ゴミ出しも毎日できる。
朝の過ごし方
朝は広いベランダでヨガをしてから朝ごはんの準備。夕食の残りだったり、お味噌汁を作ったり、フルーツを切ったり。炊飯器があるのでほぼ毎日ごはんは炊いていた。沖縄でよく売っているハンダマのお味噌汁がおいしくて、毎日のように作っていた。
テーブルと椅子をベランダに出して食べるのがお気に入りだった。
昼の過ごし方
昼は本を読んでのんびりしたり、行って見たかったカフェまでドライブをしたり。1日くらいは何かアクティビティを入れたくて、シーカヤックで小島にわたるツアーを予約していたが、それ以外は朝起きてから何をするか決めるスタイル。泡盛の酒蔵が近くにあることを知って訪ねてみたところ、暖流という美味しい泡盛をソーダで割る「暖ボール」という飲み方を教えてもらった。滞在しているエリアの地図を眺めながら、毎日の過ごし方を決めていた。
夕方の過ごし方
外食は2回ほどで、それ以外はスーパーでお惣菜やお刺身を買ったり、野菜で簡単なお料理をしていた。今回の滞在で、夕方に出来たてのあちこーこー豆腐を手に入れることが、新たな楽しみとなった。夕方のスーパーで出会うこおばしい香り。その先にはいつも出来たてのお豆腐があった。
沖縄のお豆腐である島豆腐と、日本全国で見かける島豆腐の違いは以下。
島豆腐は一般的なお豆腐よりも水分が少なくてしっかりしており、出来立てがほかほかなのだ。この出来立てほかほかのことを沖縄の言葉で「あちこーこー」と言う。
〜オリオンビールのサイトより引用〜
一般的な豆腐は、大豆を水に浸してすりつぶした呉（ご）を、煮てからこす「煮とり」や「煮しぼり」という方法で作られています。一方、伝統的な島豆腐の作り方は「生しぼり法」といって、生呉（なまご）を煮ず、絞って豆乳と生おからに分けてから、豆乳ににがり・水・塩を加えてから煮込み、凝固させます。型に入れて重石をした後、よく水気を抜いて堅く仕上げると島豆腐ができ上がります。
〜〜〜
スーパーによって、扱っている島豆腐が異なり、味の個性も違う。夕方、出来上がりが入荷されるので、それを狙ってスーパーに赴き、あちこーこー豆腐を購入し、出来たてを前菜にアペリティフするのが毎日の定番になっていた。
大豆の味がしっかり感じられるお豆腐は、鰹節や塩でシンプルに食べるだけでとても美味しい。
日が沈んだら、お部屋に引き上げて、食事の続きを。スーパーのお惣菜や沖縄で多く水揚げされるマグロのお刺身を買ったり。四角豆という沖縄以外ではあまり見かけない豆でチャンプルーを作ったり。近くの道の駅でテビチや魚介のウニクリーム焼きを買ってきた日もあった。
虫の声しか聞こえない静かな夜。海からの風を感じながら、泡盛片手に楽しい夜はふけていった。
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