
今日のタスク以外を目の前から消すと、生産性は上がる
この時期には来年度の登壇依頼が入ってくる。
予算作成のタイミングだからなのだが、ありがたいことに半年以上も先の講演や1年後の研修のご依頼もいただく。
このようにかなり先の仕事を
他の人はどのような管理をしているのだろうか。
とても関心がある。
ずっと以前は
依頼文書をクリアファイルに入れて
机の上に置いているだけだった。
その都度、クリアファイルの山から締め切りに近い仕事を抜き取る。
かなり先の仕事も目に入るので「まだ先だな」と判断して元に戻す。クリアファイルの山には全ての仕事が集まっているので漏れはないが、この作業を繰り返しているとどうなるか想像できるだろうか。
そう、間違いなく混乱する。
締め切りがバラバラの仕事がランダムに目に入ると頭の中で混ざってしまい、優先順位がわからなくなってしまうのだ。
「あれもこれもやっていない!」
夜中に汗ビッショリで飛び起きたことが何度もあったのは、整理ができていなかったからだった。
覚えているだろうか夏休みの宿題を。
1学期が終わり、これから待望の夏休みだ。宿題はたっぷりあるけれど、締め切り(2学期)はまだまだ先。とりあえず遊ぼう。
そうやってどんどん先送りをして気がついたらお盆過ぎ。締め切りがリアルに見えてくる頃に慌ててピッチを上げても間に合わず、始業式の前の日に泣きながらなんとか終わらせる・・・。
僕はずっとこれを繰り返してきた。そのまま何とかやり過ごせていたので、社会人になってからもギリギリにならないとエンジンがかからないという状況だった。
これではずっと仕事(締め切り)に追いかけられたまま、ストレスも溜まるし、やがて疲弊する。
改善を繰り返して画期的な方法にたどり着いた。
目の前にあるから混乱するわけで、急ぎじゃなければ一旦目の前から消す。もちろん、ただ消すだけだと状況は変わらないが、「始期」つまり、いつから始めるのかを決めてから消す。具体的には月別に分けられたボックスに入れている。
例えば1年後(翌年の2月)の登壇の依頼文書は、2月のボックスではなく、そろそろ取りかかる頃の12月のボックスに入れる。始期を決めているので安心して「今ココ」に集中でき、結果的に生産性は上がり、締め切りを追いかけるようになる。
これを始めてからというもの、夜中にうなされることはなくなった。
僕と似たようなタイプの方には効果的だと思うので、ピンときたら是非お試しあれ。
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