後処理タスクを忘れていませんか?
仕事というものはシンプルに見えて案外複雑な作りをしているものもある。
僕の場合でも、メールでのご相談に対して返信すれば終わりといったシンプルなものもあれば、原稿作成のように徐々に進行していくもの、企業研修や伴走支援のようにプロセスが集まったプロジェクト型の仕事など様々なタイプがある。
それぞれに進め方のコツはあるが、後処理タスクとセットのタイプは注意が必要だ。
登壇の仕事を終えると請求書の発行及び送付が必要になる。
専門家派遣などで企業支援を行うと報告書の作成及び送付までがセット。
意識しなければならないのは、それを作成するタイミングだ。
講演で反応が良かった、企業支援で良いアドバイスができたとホッとしたいところだが、これで終わりではない。さらに長距離の移動が伴うと、自宅や事務所に戻った時には疲労で集中力は落ちているので、(後処理タスクは)明日でもいいやと先延ばししたい気持ちがムクムクと湧き上がってしまう。
ところが延ばせば延ばすほど記憶が曖昧になり、さらに面倒になっていく。
「すぐにやる」ためには後処理タスクも計画の中に入れておくということが重要だ。
一番効率が高いのが「講演(支援)しながら作る」
もちろん、そういうわけにもいかないので、
「終わったらその場で作る」
「(事務所か自宅に)戻る途中のどこかで作る」
「(事務所か自宅に)戻ってすぐに作る」
多少キツかったとしても、ここは根性を使うべきところ。その日のうちに終わらせておくと未来の自分が楽だから。
その後は時間の経過と共に効率は落ちていくが、それでも時間が無いという場合には、直近で処理できる時間をあらかじめブロックしておく。
ここまでやっておけば、記憶が薄れるまで先送りすることはないだろうし、後処理タスク自体を忘れて督促されるという信用を失ってしまう事態は避けられる。
その仕事は何がセットなのか。まずはプロセス分解から始めてみよう。
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