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深海750mのバケツから考える(真実は違うところにある)

海洋研究開発機構の
有人潜水調査船「しんかい6500」が、
相模湾の水深約750mの海底に
インスタントラーメンの袋やバケツなど
多数のプラスチックごみが堆積しているのを確認した。
というニュースが出ていました。

実態はほとんど分かっていないから、
調査しているわけでしょうが、
こういう海の底のプラゴミって、
決してポイ捨てが原因ではないと思うのですがねぇ。

故意に捨てるのは問題ですが、
ここ最近は、土砂災害や豪雨災害、台風などで
不可抗力的に流れたゴミが多いような気がする。

このバケツも、
猟師さんが船から落したものかも、
海岸の釣り人が落したものかも、
大雨で流されたものかも、
故意に海に捨てたものではないような気がする。

海洋プラゴミの9割以上は産業系、
特に漁具が多いと聞いたことがある。

レジ袋やストロー等ばかり取り上げられるが、
これらは企業のイメージアップの手段。
やらないよりやったほうが良いが、微力です。

本当の意味でのゴミの事を意識し、
考えることが大切だと思う。

ちなみに、ゴミが自然の力で分解されるまで、
ビニール袋は10~20年、
ゴム製品は50~80年、
アルミ缶は100~200年、
プラスチック製品は450年前後かかるそうです

自治体によって、ゴミの扱い方が違うのもおかしな話。
ゴミ焼却炉の性能の違いだろうが、
場所によっては、
家庭からのプラゴミが少ないため、
焼却場では重油をぶっかけて
熱を確保しているという話も聞く。
なんだか、変な話ですよね。

ゴミの話は、
目の前の事柄だけで話されることが多いが、
プラゴミ問題となる元を止めないと、
いつまで議論しても全く意味なし。

要は、プラ製品の製造を止めなければ、
問題は解決できないのでは?
といっても、しょせん無理な話。

プラスチックゴミも有料の袋を買わなければ捨てにくい。
となれば、商品の包み紙はそこらへんに、
ポイ捨てする人が増えるのは当然。

リサイクル料を支払う大型家電等の
不法投棄もですよね。

金のかかることが、みんな嫌いなわけですが、
昔は良心があったのでしょうが、
最近はそういう人が少なくなっているのかも。

海のマイクロプラスチックというのも
問題視されていますよね。

これは、有識者の研究で、
大半は目に見えるような
いわゆるプラごみが分解したものではなく
「洗濯排水や自動車のタイヤのカス」が
川をつたって海に流れ込んだものであるらしい。

まあ、所詮人口が増えてくれば
ゴミも増えるわけで、仕方がないことだが、
今の世の中、本当のことを述べると、
必ず反対論を唱える人が出てくるのでやりにくい世の中です。

マイクロプラスチックといえば、プラゴミ、
紙にすれば森林破壊。
何やっても文句を言う人は文句を言います。

余りにも、真実を追求し本当のことを言えば、
世の中文化的な生活できなくなってしまうので、
難しい話になります。

そう考えると、ゴミは資源と考え、
ゴミを再利用、再資源にする事を
考えた方が早いような気がする。
石油製品であるプラッチックを回収し、石油にもどす。

最初はコストがかかるかもしれないが、
これからの将来を考えれば、必用なことだと思う。

ただ、Yahooコメントに気になるコメントが、

船が大量に捨ててています。何ヶ月もの長い航海を終えて港に帰ってきた船に一番に乗る仕事をしていましたが、不思議な事に船内がキレイでした。何十人も乗っているのに。
長距離フェリーで働いたこともあります。
ゴミは全部海中投棄でした。生ゴミ、プラゴミ、ビン、カン、全部です。
官庁の船に乗っている友人に聞きましたら、やはり海中投棄でした。

Yahooコメント

世界中の航行している船は凄い数でしょうが、
多くの船でこのようなことが行われているとすれば、
原因は、ここにあるのかもしれません。

海にゴミを捨てまくる「豪華クルーズ船」企業の呆れた実態

実は、罰金を多額に払っているにもかかわらず、

これが、海洋ごみの実態かもしれませんね。


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