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大阪弁は大阪人にしかわからない魔法の言葉!?

私は生まれて18年山口県に

20年は大阪に、

そして23年広島に

いつの間にか広島が一番長くなりました。

今では山口に帰省すると、
聞き取れない方言が多々あります。

要は、忘れてしまったのですね🤣

そして、
現在広島が長いのですが、
実は、大阪弁なんです。

広島弁には全く染まっていません。

嫁さんは、関西生まれなのに、

しっかりと広島弁に変わってしまいました。

実は大阪弁は特別の様に
思われがちですが、

特別なニュアンスをもった
フレーズや言葉が多く、

非常に合理的な言葉なんです。

広島に来てビックリしたこと

会社で部下がチョンボした時、

「アホちゃうか?」

と言ったところ、

「なんでそこまで言うんですか!?」

と、めちゃめちゃ怒るんです。

一般的に大阪では

先程の「アホちゃうか?」は

こんなしょうもないことでちょんぼしよって、
しゃあないなあ・・・

(こんな些細な事ミスして仕方ないな・・・。)

程度の超軽い言葉
話したつもりだったのですが、

どうやら広島では

「アホ」は「バカ」よりひどい、

軽蔑、侮辱言葉のようで、

こっちもムカッとなり、

「アホよりバカの方がいいのか」

と、聞くとよっぽど
その方が柔らかいといわれビックリ

「アホ」は可愛い言葉で、

ヒートアップすると、

「どあほう」
「あほたれ」
「あほんだら」

と変化するので、

「アホ」は
レベル1の
やさしい思いやりのある
言葉だと思うのですが・・・

ところ変われば、
違うもんだなぁと感じた一幕でした。

アホ

やさしい思いやりのある言葉

以外にも、

褒め言葉でもあります。

辞書には載ってはいませんが、

お笑いの場面を想像してください。

舞台の上で

何か超ウケる芸をしたとき。

「あいつアホやな~」

別に侮辱してるわけではありません。

人前で堂々とアホなことをして、
人を笑わせるという、

凄いことをやったことへの
驚嘆や尊敬の雰囲気が入っているわけです。

「お前アホか」と言ったら、

さっきのボケは
なかなか冴えていたとか、

そういった意味になったりします。

冴えたボケとか、
並外れた成果など

物事や行動を

称賛するときにも使います。

こうやって考えると、
軽蔑、侮辱言葉は「バカ」であり、

「アホ」は超誉め言葉なんですよ。


しゃあない

どうも「しゃあない」も、
大阪弁のようです。

一般的に使われるのは、

ある事柄が自分の
思わない方向に進んでしまって

「仕方がない」

「仕様がない」

「そらゃ、しゃあないな」

というわけで、

諦めよう、

または、

世の中そんなもんだ

みたいな感じです。

なかなか標準語には訳せませんね。

映画の主題歌のタイトルで
「ケセラセラ」というのがあります。

「明日は明日の風が吹く」

「あれこれ気を揉まずに成り行きに任せてしまおう」

という意味合ですよね。

これに近いのかもしれません。

ただ、機嫌が悪い時の

「しゃあない」は、

納得できないが、
どうにもならないときなどに使いますが、

単に諦めではなく、

どちらかと言うと開き直りの言葉です。


大阪弁

大阪に住んでいると、

別に何ともない言葉が、
地方に行くととんでもない言葉に。

しかし、

大阪弁の中には

心がこもった愛情のある
言葉が多い気がします。


また、他の言葉も何か思い出したら

noteに書きますね。


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