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ドッグフードの選び方②

ドッグフードの栄養基準

犬のドッグフードの栄養にも基準があるということを書きました。
AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準です。
日本のペットフード公正取引協議会もAAFCOの栄養基準を採用しています。
よく、ドライフードのパッケージにAAFCOの基準クリアなどと記載されていると思います。

では、AAFCOの基準ってどのような数値かご存知でしょうか。
AAFCOで定められている基準は最低限の基準です。
犬においてはタンパク質18%以上、脂質5.5%以上です。
残りは炭水化物になりますが、炭水化物の基準値は設定されていません。
そう、犬において炭水化物は重要ではないからです。

実際に犬に必要な栄養素の割合は?

私が実践している手作り食の場合、犬の祖先が食べていた食餌を参考に考えられています。


祖先、つまりオオカミや野生の犬たちが食べていた食餌です。
それらは、タンパク質と脂質で90%以上を占めています。
(実際にはタンパク質の割合は80%程度で作っています)
炭水化物の割合は数%程度です。

ではなぜ、ドッグフードの成分分析値は全く異なるものになっているのでしょう?

それは、人の栄養バランスと同じように設定されているからです。
犬のごはんは牛丼比率ではダメなんです。

牛丼比率=ごはん:お肉=8:2

犬にとって重要なのはタンパク質です

できれば、タンパク質の含有量が多いフードを与えたいですね。
ところで、犬にとって質の良いタンパク質ってどんなものだと思いますか?

肉食動物の犬にとって質の良いタンパク質は動物性タンパク質、つまり、肉や卵、魚などです。
ドライフードには、それ以外にもたくさんのタンパク質が含まれていることが多いです。

それ以外のタンパク質とは、植物性タンパク質です。
大豆やえんどう豆、とうもろこし、小麦・・・
そう、よくドッグフードで見かける表示ですね。

原材料の表示は重さの順ですが、これは水分を含んだ重さになりますので、
例えば一番最初に肉がきていても、そのあとに、小麦やとうもろこし、大豆などの表示が続けば、水分のなくなった肉よりもそれらの重量の方が多いかもしれませんよ?

そして、タンパク質の種類が多い食餌はアレルギーなどのトラブルの原因になりうるということも考慮したいところです。



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