抗がん剤、どうする?

手術の時に切除したがんの検査結果が出たので病院へ行きました。おおよそ手術前に予想した通りの内容と聞いてホッとしたのです、が。

わずかにリンパ転移があることを告げられ(リンパ節の切除はしていません)、再発リスクを下げ、生存率を上げるため、抗がん剤を使う方法もある、と。

採取したがんは「ルミナールA」と呼ばれる比較的おとなしい性質です。10年後の再発率は

■今後何も治療しない→約20%

■ホルモン治療・放射線治療→約10%

■上記の治療+抗がん剤→約5%

〜うろ覚えですが、大体こんな感じで変化するそうです。抗がん剤無しでも90%は再発なし、を取るか、徹底的にリスクを回避するため抗がん剤を使用するか…。

「これ、すごく迷いますね…」と言ったら、先生も「ですよね。私でも迷うと思います」と。

比較的若い方や子供がまだ小さい方は、抗がん剤を使うケースが多いらしいですね。確かに少しでも生存率を上げたいもの…。

うーんうーんと頭を抱えている私の前に、もう1つの選択肢が登場しました。

「オンコタイプDX」

がん細胞の遺伝子を調べて、再発リスクや抗がん剤が効くタイプかどうかを数値で判定する、という検査です。

採取した組織を海外(アメリカかな?)に送り、検査結果を見た上で抗がん剤の使用を決めるというもの。

ただコレ、自費診療なんです…。高額医療費控除も使えない(確か)ので、腰抜かす程の費用がかかります…。

とは言え。重い副作用のある抗がん剤を効くかどうか分からないで投与し続けるのと、再発に怯えながら放射線とホルモン治療のみを続けること。どちらも想像すると、凄いストレスになりそうで。

仮に抗がん剤を投与する事になっても「これが効くんだから!」と思いながら治療するのとでは、気持ちがまったく違って来ると思うんです。

「正体を知ってから治療に臨む」

これが一番腑に落ちました。

組織は海外に送るので、結果が出るのは早くても1ヶ月後。そのためには今日決めて、今日費用を支払って、手続きを済ませなくてはならない。

病院のATMで虎の子を下ろし、エイヤ!と支払いを済ませてきました。その額およそ40万円超…oh…

〜がんにかかると(他の病気もそうですが)自分にとっては重大な事を短時間で決めなくてはならない場面にけっこう遭遇しますね…。治療だけではなく、これも疲弊の一因になっているような気がします。ふぅ。

画像1

画像2

画像は散歩で行った隅田川に架かる中央大橋と河岸にいた鷺(横向きですいません💧)

じっとしている鷺をぼーっと眺めていると気分が落ち着きますね🕊

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