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【コラムvol.17】求人メディアに出すセンパイ社員は「見せたい人」ではなく「採りたい人」基準で

女性採用ブランディング「ハピレボ」のコラムです。ブランディングによってファンづくりができると、内部が強くなり結果採用がうまくいくようになります。欠員が出るたびにバタバタする体質を変えていきませんか?数多くの現場を経験してきたからこそのノウハウをぜひお役立てください。

自社のサイトや求人広告などに「こんな人が働いています」と、センパイ社員を載せることがあると思います。そんな時つい「我が社の自慢の社員」のような人を出していませんか?

どんな人を載せようかと迷った時、答えは明白です。これから採用したいと思っている人物像に近い人を出すことです。

それは年齢かもしれないし、スキルや経歴かもしれません。採用したい人が多岐にわたる場合は、いろんなタイプの社員を出すことです。

以前ある企業で、パートのママたちを採用しようと開いた説明会に、独身正社員女性が出てきて自分のキャリアを語ったことがありました。将来こんなキャリアも目指せるよ、ということを伝えたかったのですが、参加したママたちには遠い話過ぎてピンと来なかったようです。

同じ企業で別の機会に、パートで働くセンパイママが語った時には、子育てとの両立や残業についてなど質問攻めでしたし、自分が働くイメージが掴めてよかったとの感想もいただきました。

HPや広告には、学生が欲しいなら学生を、転職組やシニアが欲しいならそれに近い人たちを、これから採用したいと思うターゲット像に似た社員を出すことは鉄則です。

自慢の社員を出したい気持ちはわかりますが、それは「企業目線」でしかありません。「求職者目線」であれば、その人自身が投影できるような社員を出して「この会社で働けそうかも」と思ってもらう、これが第一です。

また、社員が複数人集まって撮る写真も、細心の注意が必要です。

多様な人がいることを強調したいなら、老若男女や国籍など取り混ぜての撮影が必要ですし、若い会社をアピールしたいならエネルギッシュな雰囲気の演出を、年配の人が多い業界イメージを払拭したいなら若い人の混じった演出など、何をどう見せたいかをしっかり考えて、それがちゃんと伝わる工夫が大切です。

決して、「あ、〇〇さん、そこにいるなら一緒にどう?」などと、テキトーに写した写真を載せることだけはやめてください。