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黒い服を着なくなったきっかけ〜あの日見た黒い世界から始まった断捨離〜

こんにちは。 
今回は2020年1月19日に私が経験した不思議な体験がきっかけで黒い服を全部断捨離しました。
黒い服から始まって、当時持っていた衣類、カバン、靴などほとんど断捨離しました。

当時の体験と感じたことを書きたいと思います。

私は地方に住んでいて、趣味の用事で年に数回東京に来ていました。

東京は何でもあって華やかで、いろいろな文化や沢山の人たちがいておもしろい土地ですね。

私は歩くことが好きなので、車がなくても自由自在に移動できてウォーキングを楽しめる東京に魅力を感じていました。

その日、私はいつもの用事で東京に来ていました。

真冬ということもあり、着ていた服は黒のダウンジャケット。
フードにファーがついているものです。

このジャケットは学生の時にセレクトショップで購入した物でまあまあ高価でした。
あれから何年も経つのにまだクローゼットの中に収納してあった事を思い出して、久しぶりに着ていました。

その日、当時流行っていた某有名海外ブランドのダウンジャケットが欲しいと思っていた私は、東京の街を歩く人たちの服装をいつもより気にかけて見ていました。

私が住んでいる地方では、このダウンを着ている人に出会うことはほとんどないですが、さすが東京!数人に1人はあの高価なダウンを着ていました。

でも黒を着てる人ばっかり。

黒だと他のブランドやメーカーの物とあまり変わらない見た目だからもったいないなあ。
私はアイボリーか薄いピンクが良いなとか思いながら


私が立っていたのは東京のとある駅前。

夕方ということもあって、辺りはもう暗くて真冬の寒さで空も空気もどんより暗い。もしかして天気もあまり良くなかった日だったのかもしれない。

とにかく暗い空が広がっていました。 
都会の駅周辺なので、とにかくすごい人が行き交う風景

その時

パッと顔を上げると、一瞬時が止まったような感覚でした。
辺りを見ると、その時私の視界にいた沢山の人たちが見事に全員全身黒い服だったんです。空も真っ暗でとにかく一瞬で黒い世界。

「あ、みんな、全部黒い」

そして、その瞬間に自分自身を見ると私自身も黒いダウンコートを着て、黒いスキニーデニムを履いていました。
当時当たり前のスタイルでした。

!!!!

なんかよくわからないですが、その時にすごい衝撃が走りました。

「私は黒に染まってはいけないんだ」
「私はここに混じってしまってはいけないんだ」
「違う」

と、そうはっきりと聞こえました。
そう感じました。

それから急いで新幹線に乗り、自宅へ帰りました。

それからとにかく夢中で今まで持っていた黒い服、衣類とか全部出してみました。
はっきりともう違う。着ないし着たくない。
今まで持っていた服がもう死んだ抜け殻みたいに見えてしまい、ほとんど処分しました。

黒い服だけではなくて、今まで持っていたカバン、高価なコート、なんかもう重いと感じる物全てです。

あの時着ていたお気に入りの黒いダウンジャケットも感謝して手放しました。

まだ着れるとかもったいないという気持ちをから着続けるのは違うし、もうそれはできないとわかりました。

なぜかわかりませんが
もう終わったんだ、違うんだ、脱がなきゃっていう終わりの決意みたいな感じでした。

とにかくやらなきゃ!!って夢中でした。 
あれから結局一か月くらい断捨離を繰り返しました。

今まで買ったもの、集めたもの、気にいっていたもの、高価で一生物だと思ったもの、結局ほとんど残っていない状態。

不思議です。

すっきり。
でもこれで良かったんです。
あの時あの場所にいなかったら、あの衝撃と気付きには出会えなかったのかなと思います。
もしくは他の形でその気付きを得たのかな。とか思います。

あの時の体験がきっかけで、自分の価値観や好み、服装などとにかくいろいろなことがガラッと180度変化しました。

自分リニューアル!生まれ変わったよう。
もう完全に明らかに新しい自分がいました。

そしてその一ヶ月後の2月下旬
私はまた用事で東京に行きました。

その頃あの新型感染症が広がり始めました。

何かの知らせだったのか、よくわからないですが、確かにあの日から世界が変わった。
不思議な体験に感謝です🌈

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