#2 一線を越えるかもしれないという恐怖
本当は愛おしい、大切な娘と息子。
でも、私の子どもたちに対する態度、特に娘に対する態度は、真逆のものでした。
虐待のニュースを見ては
「私の娘に対する態度は、ある意味虐待なんじゃないだろうか?」と感じ、虐待のニュースがまったく他人事に思えませんでした。
私とこの人たちは紙一重だ。。と。
それでも理性が働いて、一線を越えることはありませんでしたが、娘が小学校5年生になった頃、ふと
「あ、このままいくと、私はいつか一線を越えてしまうかもしれない。。」という恐怖を自分自身に感じた瞬間がありました。
色々な出来事が重なり、私の我慢の限界が頂点に達してしまっていたのです。
その時、私は決心しました。
「今、本気で自分を変えなければ、私は取り返しのつかないことをしてしまう。
私も娘も本当にダメになってしまう。。
今、私が変わらなければ。。娘を救わなければ。。」と。
そこから私は、あらゆる講座、セミナーに参加し、自分の異常な怒りを止める方法を探し始めました。
最初は、子育てに関するノウハウを学べば、私は優しいお母さんにきっとなれる!と思い、そんな講座をいくつも学び続けました。
でもね、
途中で気づいたんです。
よし!ノウハウは分かった!
さぁ!このノウハウを娘に使ってみよう!
・・・使えませんでした。
いくら素晴らしいノウハウを手に入れていても、いざそのノウハウを使う時の自分の土台が整っていなかった。
私は何も変わっていなかったんです。
私の異常な怒りは相変わらず収まらず、イライラしているからどんなに良い言葉掛けを知っていても、それを使おうとしている私がイライラしているので、イライラが伝わるだけ。
方向性が違うんだ。。
また振出しに戻りました。
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