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幻冬舎ルネッサンス新社 # ルネッサンス俳句受賞しました!! 私が父から学んだこと

びっくりしましたー!!

大賞受賞の連絡がきたのです!
(連絡は大賞でしたが、発表は優秀賞5句でした。)

びっくりと嬉しさと半身半疑で、連絡きた夜は眠れませんでした。

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駆け回る子は幻や芒原


太陽が斜めにさすようになり少し寂しさも感じ始める秋の日、ひとり、散歩へ。

2歳くらいから、去年まで娘とよく散歩に来た場所。

風がさーっと吹き、ススキの穂が動きます。

まるで、2歳の娘がススキの中を走り回っているような。

そして娘が笑いながら軽やかに踊っている光景がみえました。

でも、娘はここにはいない。


駆け回る子は幻や芒原


娘は成長して、小学校に楽しく通っているんですけどね。

でも授業数が多く帰りが遅かったり、帰ってきても友達との遊びに飛んでいき、私とのお散歩の時間は減ってきているのです。

成長は嬉しいけど、寂しい。

そんな想いの句です。

1週間前に、投稿した句をまとめたばかりでした。


父と 俳句と 私

父に、「驚くよ!なにいっているかわからないと思うけど」と前置きしたら、

お約束の「驚いた!」(笑)  で、

私「出版社の俳句大賞受賞した」

父「へ?」

私「へ? でしょ?」

父「俳句詠んでたの?」

私「プレバト見て、この秋から。 俳句歳時記も持ってないんだよねー」


実は、父も40代の時、詠み始めたばかりで選ばれて掲載されたことがあるのです。そしてはまって、俳句帳を持って出かけていました。

おじいちゃんみたいと思っていましたが、自然と向き合ったり、私たち娘たちのことを詠んだりしているのが羨ましくもありました。
そのとき、周りに俳句詠んでいる人などいない時、自分の趣味に没頭する父が眩しかったです。


いやー、私も本当に俳句詠むようになるなんて。


#ルネッサンス俳句投稿のため、秋の自然の中で俳句をひねりました。

いつも自然に癒されている私が、
俳句を詠むことで今までとは違う視点で自然と過ごし、
さらに深く自分と対峙しました。

ありがたかったです。

今までには味わったことのない時間でした。


父と 講談と 娘

父は、この10年ほどは、自分で作った講談をやっております。

伝統芸能である講談、ご存知ですか?

神田松之丞さんが異例の早さで2020年2月真打昇進、神田伯山襲名ということでテレビに登場するようになってようやく少し知る人が増えるようになったところではないでしょうか。



父は歴史書などを図書館などで借りてきて、調べて、自分で話を書きます。
自分でやってみて、何度も何度も書き直します。
そして何度も何度も声に出して練習します。

講談は、張り扇で釈台をパパンと叩きます。

パン、「時は元禄・・・」 パパン 2歳の娘は上手にまねしていました。

子どもの方が覚えるのが早いですね。

じーじが練習しているのを聞いていて覚えています。

もう1、2年すると「じーじー違うよ」と指摘するように。
そして、講談の調子で教えています。私にはできません。


じーじの講談が好きな娘に引っ張られて、私も発表会へ聞きに行くようになりました。

父の自作講談は、時事ネタで笑いを入れて、聴衆も盛り上がります。
(聴衆はほぼ父の同級生や昔の仕事仲間ですが。父がお客様をたくさん呼んでくるので喜んでいます。)


父から私、そして娘へ


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俳句大賞を受賞した私へ、父が譲ってくれました。

父から譲り受けたものは、本だけではありませんね。

たくさんのものをもらっているし、それこそ父の生き方から学んでいます。

父はよく、「損して徳とれ」と言っていました。
「損して得とれ」ではありませんよ。

これまた、時代は変わり、

損せず(自分を犠牲にせず) 徳を積んでいきたい

と思います。

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