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中小企業診断士が「販売士2級」を受験してみた。

先日、店舗づくりやPOPづくりに関する研修講師を務めることになり、何年かぶりに中小企業診断士一次試験「企業経営理論」のテキストを見返そうと思ったんです。

・・・メルカリで売ったの忘れてた。

そこで、復習も兼ねて「販売士検定2級」を受験してみました。

販売士検定の難易度が謎すぎる。

受験にあたり「販売士検定」についていろいろと調べてみました。
各級のレベルはこんな感じ。

引用:日本商工会議所

う、う~ん、これ見ても難易度がよくわからない。。。

果たして3級から受験した方がいいのか。
一応診断士で持ってるから2級からでも大丈夫なのか。
そもそも診断士とは勉強する領域がちがうのか。

合格率に関するデータは出てくるけど、実際に受験された方の声などは情報が少なくどうしようかなーと迷いました。

引用:日本商工会議所リテールマーケティング(販売士)検定試験の受験者・合格率等データ


テキスト買ったけど、ほとんど勉強できなかった。

散々迷った挙句、3級テキスト+2級テキストを購入しました。

これは、3級が「基礎」、2級が「応用」となっていたので、3級から勉強しないと2級が理解できないのかなと思ったからです。

ちなみに受験は思い切って2級で申し込みました。

しかし、本業が忙しくて全然勉強時間が取れなかった。。。

結局、勉強したのは受験1~2日前で、それぞれテキストをパラパラっと流し読みした程度。

テキストの内容としては「フランチャイズチェーンとボランタリーチェーンの違い」とか「値入率の計算」など、診断士の一次試験で勉強したような気もするなぁという印象でした。

正直あまり勉強できなかったので、落ちても仕方ないなぁと思いながら、受験当日を迎えることに。

試験会場に行き、PCで受験。

販売士(今はリテールマーケティングという名称)試験は、現在、通年受験できる体制になっており、希望会場と希望日時を選択して申し込みます。

時間になるとPCのある教室に移動して、ネットで受験します。

試験では5つのカテゴリについて問題が出されます。

①小売業の類型
②マーチャンダイジング
③ストアオペレーション
④マーケティング
⑤販売・経営管理

2級を受験した感想は「思ったよりも基本的なことを問われるなぁ」という感じでした。

【問題例】
インターネット広告は、その広告が表示される回数を表す【 〇〇〇〇〇】や、クリック数による広告効果の 詳細な情報が得られるため、広告効果の測定が容易であるという特性がある。

1. ビ ッ グ デ ー タ 2. インプレッション数  3. オムニチャネル  4. アフィリエイト

引用:販売士検定公式サイト「サンプル問題」

テキストを読んでいなくても「なんとなく聞いたことある」という問題も多く、体感的には「もしかしたら合格できるかも」という感じでした。

【結論】中小企業診断士なら、あまり勉強しなくても合格できる。

ネット受験のため、テストが終わるとその場ですぐに合否が分かります。

結果は「83点」

なんとか無事に合格することができました。


70点が合格ラインになるので、結果的にはわりと余裕がありました。

結論としては「中小企業診断士なら、あまり勉強しなくても合格できる。」という結果になりました。

中小企業診断士でなくても、テキストをちゃんと読めば合格できるレベル感と思います。

テキストについては2級も3級も重複しているところが多かったので、経営やマーケティングを勉強したことがある人なら、いきなり2級でもいいかなと。

今回、少ないながら勉強することで復習にもなったし、新たな発見もあったので、勉強することは大事だなーと改めて思いました。


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