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40代から始めるリタイアメントプランニング:安心のための第一歩

はじめに

40代になると、仕事や家庭の生活が安定し、将来のリタイアメント(退職)について考え始める方が多いかもしれません。

リタイアメントプランニングは、安心した老後を迎えるためにとても大切なことです。

働き盛りでもあるかと思いますが、いつかは来るリタイアについて考えることは、早すぎるぐらいがちょうどいいと思います。
ぜひこの機会に少しでも考えてもらえたら幸いです。

本記事では、40代の会社員がリタイアメントプランニングを始めるための基本的なポイントを解説します。


1. リタイアメントプランニングとは

リタイアメントプランニングとは、退職後の生活を安心して過ごすために、経済的な準備を行うことです。
具体的には、以下の要素を考慮します。

・生活費の見積もり
・貯蓄と投資の計画
・年金の受け取り方
・保険の見直し
・健康管理

2. 生活費の見積もり

まず、退職後にどれくらいの生活費が必要かを見積もることが重要です。

ここが見積もれないと、先の話に移れません。ですから、現在の生活費をベースに、以下の項目を考慮しましょう。

・住宅費(修繕費や家賃なと)
・食費
・光熱費
・医療費
・趣味や旅行などの娯楽費

現在の生活費の70%で計算すると老後の生活費になると言われています。
そして、将来のインフレ率も考慮して、月々の生活費を計算します。

3. 貯蓄と投資の計画

次に、リタイア後の生活費を賄うために、どれくらいの貯蓄が必要かを計算します。一般的には、生活費の25倍が必要と言われています。

例:
月々の生活費が30万円の場合、年間で360万円が必要です。これに25を掛けた金額がリタイア後必要と言われており、9,000万円必要となります。(年金なども含めて)

貯蓄だけでなく、投資も大事ですね。
投資で資産を増やせれば、目標額に近づけることができます。
リスクを分散させるために、以下のような投資商品を検討しましょう。

・株式
・債券
・投資信託
・不動産
・iDeCo
・NISA


4. 年金の受け取り方

日本では公的年金が、リタイア後の主な収入源となります。
自分が受け取る予定の年金額を確認しておくことが大切です。

日本年金機構の「ねんきんネット」で、年金受給額のシミュレーションが可能です。

また、公的年金だけでは不足する場合、NISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)を活用することも検討してもいいですね。
これらは税制優遇も受けられるため、効率的に資産を増やす手段となります。

5. 保険の見直し

リタイアメントプランニングの一環として、保険の見直しも重要です。特に以下の保険について検討しましょう。

医療保険:老後の医療費負担を軽減するための保険

介護保険:介護が必要になった場合の費用をカバーする保険

生命保険:家族に経済的な負担を残さないための保険

現在加入している保険が、万が一の時に役立つかニーズを確認し、必要に応じて見直します。

6. 健康管理


リタイアメントプランニングにおいて、健康管理も重要な要素です。
健康なら医療費を抑えられ、長く働くことも可能になりますし、頑張ってきた自分や家族と穏やかに過ごしたいですよね。

車などと違って自分の体は乗り換えが効かないので、大事にしてあげてください。
以下のポイントを押さえましょう。

・定期的な健康診断を受ける
・バランスの取れた食事を心がける
・適度な運動を行う
・ストレスを溜めない

これは、誰がなんと言おうと一番大事です!!元気でないと、プランも何もありませんから。

7. 実行計画の立て方

リタイアメントプランニングの最終ステップは、具体的な実行計画を立てることです。
以下の手順を参考にしてください。

1.目標設定

リタイア後の生活費やな貯蓄額を明確にする

2. 現状分析

現在の貯蓄額や投資状況を確認する

3. ギャップ分析

目標と現状のギャップを把握する

4. 行動計画

毎月の貯蓄額や投資計画を立てる

5. 定期的な見直し

年に1回は計画を見直し修正する

8. まとめ

上記で月々30万円の生活費なら9000万円のお金が必要と述べました。
その貯蓄や投資が必要というわけではなく、年金やiDeCoなども含めたお金になるので、貯蓄で9000万円貯める必要はありません。

人によって、収入や支出は違います!
悲観することなく、今できることからコツコツ始めましょう。

1番早くにできることは、支出の見直しです。
大きな固定費、特にスマホや保険は必ずやってください。

私も去年2年ぶりに見直しましたが、自動車保険・医療保険・スマホと夫婦2人で年間15万円ほど節約できました。
日々の食費を節約するよりコスパいいですよね。頑張らなくても結果が出るのが固定費です。

最後に

40代から始めるリタイアメントプランニングは、安心した老後を迎えるために重要なステップです。
生活費の見積もり、貯蓄と投資の計画、年金の受け取り方の確認、保険の見直し、そして健康管理を総合的に考えることが求められます。


一歩ずつ計画を進めることで、確実に目標に近づくことができます。今から始めることで、将来の安心を手に入れましょう。

本記事が、あなたのリタイアメントプランニングの第一歩となることを願っています。

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