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知れば納得!!国民年金3つの柱

働いてる間ずっと払い続ける国民年金、会社勤めの人は同時に厚生年金も払い続けますよね。

一生付き合うこの年金、どれだけ知ってますか?

・破綻するか心配
・私が65歳の頃にもらえるか心配?
・もらえるかわからないのに払う意味あるの?

てな感じでポジティブな印象ってあんまないですよね。
実は僕もそうでした。
もらえるかわからないものに、大事なお金は払えないと・・・


でも、自分がどう考えたってこの制度は続くし、どうせ一生付き合うものだったら、一回ちゃんと勉強しようと思って始めたのがFPの資格。(お金全般について学べるので)

そう、僕のFPは年金がすべての始まりと言っても過言ではありません。

国民年金と厚生年金がありますが、20歳以降全員が関係する国民年金だけに絞って今回は話しますね

で、勉強してみてはじめて知りました。
これって本当にすごいんです(ToT)

なにがすごいって国民年金には、3つの給付があるって知ってました?

恥ずかしながら僕は知りませんでした。
その給付がこいつらだーー

①老齢給付
②障害給付(1級、2級)
③遺族給付(遺族基礎年金寡婦給付、死亡一時金)

この3つ!!

①は皆さんご存知!
戦隊モノで言ったら赤レンジャーみたいなヤツです。
じゃあ、②③はなにって!
この2つも、「障害」や「死亡」に対して給付されるっていう、もしものときにめっちゃ頼りになる赤レンジャー(^^)


それでは、もうちょっと詳しく見ていきますしょう。

①老齢基礎年金


国民年金に受給資格期間(10年)を満たして加入していた人は、65歳から老齢基礎年金を受け取ることができます。

繰上げ受給

繰り上げ受給というものは、60歳から65歳までの間で年金を早めに受給できるものです。
ただし、条件があります。繰上げた分年金は下がります。これは一生です。
じゃあ、どれだけ下がるかというと

減額率= 0.4×繰上げ請求月から65歳に達する日の前月までの月数

となってます。
60歳から年金を受給したら24%も下がっちゃう(多すぎ^^;)
2022年度の満額は¥777,800だったので、
これが約¥591100まで下がるんです。

繰り下げ受給

逆に繰下げ受給はというと、お察しの通り年金額は増えます。
老齢基礎年金は、65歳で受け取らずに66歳以降75歳までの間で繰り下げたら増えた年金を受取れるよーってものです。
繰り下げた期間によって年金額が増額され、その増額率は一生変わりません。

じゃあ、いくら増えるのかというと、その計算式がこちら

増額率=0.7%×65歳に達した月から繰下げ申出月の前月までの月数

さっきの繰上げ受給は0.4%だったのに対して、繰下げ受給は0.7%になってます。
もし、75歳まで繰下げ受給した場合は、なんと84%もアップするんです。

満額¥777,800が約1,430,000になります。
健康で働ける状態なら繰下げ受給は老後の強い味方になるかもしれないですね。


障害基礎年金

2本目の柱の障害年金。これも公的年金の重要な保障機能のひとつです。

1級、2級の障害状態になると受け取れるようになるのが、障害基礎年金です。

1級で年間972,250円、
2級で年間777,800円
の年金が支給されます。
障害状態が一生続けば、一生受け取れることになります。


遺族基礎年金

そして、最後の3本目の柱
遺族に対する保障として支給される遺族基礎年金があります。

遺族基礎年金は、年金制度でいう
「子」がいる場合に、
「子のある配偶者」または
「子」に対して支給されます。

年金制度における「子」とは、
「18歳到達年度末までの子、または、1、2級の障害状態にある20歳未満の子」です。

ただし、子どもが18歳到達後、最初の3月31日までの給付となります。

厚生年金や共済年金の加入者が死亡した場合は、これに上乗せされるかたちで遺族厚生年金や遺族共済年金が支給されるわけです。
なお、遺族厚生年金や遺族共済年金は子どもがいるかどうかは要件になっていないので、「子のない妻」でも受け取れるようになっています。


このように、公的年金から受けられる保障には、

①老齢基礎年金
②障害基礎年金
③遺族基礎年金

という3種類があり、それぞれの保障はそれなりに手厚いものとなっているのです。

民間の保険への加入を検討する場合は、健康保険の制度なども含め、社会保険でカバーできない部分を備えようとするスタンスが賢い加入の仕方となるでしょう。

いかがでした?
知らなかった人は、老齢基礎年金以外にも2種類の給付があると分かれば、年金に対しての考えも変わってくるんじゃないでしょうか?

今回はここまでー、おしまーい(^^)/~~~

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